『隣にあるもの』の裏側で起こってた新しい恋や友情を、切り取った長編や短編集です。
時々、本編で活躍してた主人公が、本編の過去の世界や、空白の時間の中で登場します
第一章 『みきと昂生と高村と』 2020/9/7~10/8完結
幼馴染のみきと昂生は、想いあってるようで何かがズレている。昂生はみきと同じ学校に行こうとするも、あえなく夢叶わず。そんな中、みきの高校で陽気な同級生「高村湊斗」がお泊りデートで彼女の父親に殴られながらも二人の住む村へ逃げてきて、みきとの距離が一気に縮まっていく。
それを見て絶望する昂生。自分はみきに相応しくないと少しずつ認めはじめる
でも、事態は思わぬ方向に動き出した
これは「藍色までの距離」のお話が始まる20年前のお話
第二章 『適当そうな男の恋』 2020/10/8~10/30完結
第二章より軽めの性描と暴力シーンが一部あるので、セルフレイティングに追加します
長篠商店の一人息子こと「長篠潤」
今年で30になる男は、誰からも適当そうに見られるが、実は後輩思いの熱い男
人の世話はよくするくせに、自分の恋には不器用だった。ある日、自分の元に届いた『招待状』を見つめて悪態をついて強がる。でも、いつの間にか自分は居るはずのない場所で、彼女を組み敷いていた。
『同じ時間を過ごすなら、誰だっていい方を選ぶだろ?」
そうやって欲をかいてしまった男は、どんどんドツボにはまっていく―――
始まりは身の回りの人達の悲しい過去を改ざんするためだった