■岩波正字(のちの河合曽良)上諏訪出身 長身の美少年。長じては眉目秀麗で容姿端麗。自覚なし。学問は 和歌と儒学を修め 武芸は 馬術と弓道。母は諏訪の精霊の化身かと思われるくらい美しく心優しい。生母と過ごした記憶は 愛に包まれていた事。曽良は授かり物と身内から謳われた。戸籍上の父はいたが幼少時に薨る。実在は謎。
■上諏訪のお屋敷の主人。岩波正字の後見人。高齢で姿を晒さない。高位の武家出身。岩波正字との関係性は箝口令が敷かれていた。
■松尾里虹 (のちの松尾宗房 俳諧師として独立後 日本橋時代を桃青 深川時代に芭蕉を名乗る)小柄で華奢で俊敏。
伊賀上野の無足人(武士だが実態は農民)12歳で 父が亡くなり 藤堂家の家人となる。
首に先祖伝来の白妙(霊具)を巻きつけ霊能力は四半妖。言動は 軽快で人を魅了する。
若君 良忠の藤堂藩の勝手方から小姓を経て御伽衆に。
■蓑虫 里虹時代からの幼馴染。伊賀上野の忍びで宗房を援護する。
■宗房の若君 藤堂良忠は俳名を蝉吟とし、俳諧を里虹に勧め俳名を兼ねて宗房の名を授ける。若くして蝉吟は薨る。亡き後 蝉吟の遺言により宗房は藤堂藩の後ろ盾で江戸で俳諧師になる。
宗房は京で修行し、俳諧師となると寝食を忘れ 幽玄の世界を見る。
そんな2人が京は鞍馬山で出会う。
その後、江戸で再会し、曽良の名前を宗房より授かる。俳諧の世界にどんどん惹かれていく曽良。
長島藩を離れた曽良は、吉川神道に入門し部屋住みになる。大火事で焼け出された宗房を救い出しそのまま弟子入りをはたす。ようやく幕臣の配下となり独立を果たす。部屋住みから独立を果たす。行き先は宗房の住む深川だった。
相変わらず付かず離れずの関係で、師弟関係を超えた結びつきを深める曽良と宗房だった。
それは結果、生涯を彩る。
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