九重すみれはメンヘラ気質の二十歳。大学一年年の夏に家族を交通事故で失ってからというもの、その頃からメンヘラを発動させた。死にたい、死にたい、家族のいるところに行きたいと願う日々だったが、中々自殺を完遂できず困っていた。折、不思議な求人を発見する。「求:自殺志願者。仕事内容:面接のときに説明。待遇:住み込み三食昼寝付き」これはなんだかとってもあやしい。この求人に関われば、もしかしたら自分は死ねるかも――。そう思って面接にたどりついたのは、横浜の田舎にたたずむ豪邸だった。
そこで彼女を待ち受けていたのは、ひどく美丈夫な盲目の男。楠木薫と名乗った彼曰く、「死にたい人にうってつけの仕事があります。あなた、ちょっと魔女になってみませんか?」といわれて……。
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