メリッサは14歳の時に現代日本から異世界に召喚された。人間と魔法使いが共存し、人が若くして死ぬことが珍しくない世界。招き人のメリッサはメイガスのフォカルに拾われ、異世界での名前をもらいフォカルの弟子となる。
16歳になったメリッサはいつものようにフォカルに起こされ、いつもと変わらない穏やかな日常を過ごす。
ある日の朝、フォカル宛の手紙が届いたことがきっかけで、メリッサは愛に迷い、悩み、苦しむレオードとマキナ、ナターシャとフェリクス、ルアンとシュテルの『愛』に触れる。
過保護に拍車がかかったフォカルに対して思うところがあるメリッサは、フォカルを知っているメイガスに衝撃の事実を告げられる。
フォカルに対してもやもやするメリッサは愛の妙薬と呼ばれる惚れ薬を作ることにし、フォカルは無自覚な執着と独占欲を持て余していた。
正直な気持ちをメリッサに話すフォカルに、メリッサは自分の本当の名前を渡し「しょうがないから、ずっとそばに居てあげます」と笑う。