極度の電気体質で相棒がすぐ辞めてしまうことが悩みだった丹生谷の相棒に選ばれたのがロボットの百十番だった。
費用の問題で人間の感情が分からないため、無感情な言動をする百十番。そんな彼に振り回されながらも、事件現場に向かう。被害者は扉にチェーンが掛かった部屋で一人、水着を着て感電死していた。
聞き込みをすると、彼女は結婚しているにも関わらず同僚たちと浮気していたことが分かる。
しかし、犯人は被害者の夫で彼女が浮気していることを知り、腹を立て、コンタクトレンズと電気を使ったトリックで殺害し、彼女の研究データを海外に売ろうとしたのだった。
犯人を追い詰めた二人だったが、捕まえる瞬間に丹生谷の電気が暴走してしまう。実はこれは予想されていたことで、百十番は彼の強大な電気を受けるために作られていたのであった。
丹生谷を救うため百十番は嘘を重ね、彼に壊される。すべてが終わったあとに真実を知り、悲しみに暮れる丹生谷。しかし、数日後、事件解決の褒美として少々サディスティックな性格プログラムをインストールされた百十番と再会する。彼は感情のなかった自分が丹生谷を好きだと言っていたことは正しかった、と人間らしく笑う。
BL
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