ファン
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イト

日々を編む

もどかしい

とてももどかしい
バイト先の後輩と映画を見に行った。
フィルムカメラを持ち歩いているところや、長かった髭を剃っていたこと、ご飯屋さんを予約してくれてたこと、好きな漫画の話、靴の話、病気の話、夜の散歩の話、映画の感想。夜道を散歩しながらいろんな話をした。このままもうひとつ先の駅まで歩き続けたいと思った。映画の感想が共有できるのは良いと言ってくれていた。でもただそれだけだった。ちょっと気遣いや思いやりが足りなかった。もっと褒めてやればよかった。もっと思ったこと素直に言ったらよかった。服かわいいねとか、また行こうねとか、悩み事ってなにとか、なんだって気遣いの一つや二つはもっとできたはず。自意識過剰なまでに気づいているのに、何にも気づかないふりをして、すれ違ってしまう。すれ違っていると思っていることすら自意識が過剰なのかもしれない。
ちょっと何を考えてるのか分からないあの感じは、話してる時は変に思うんだけど、よくよく考えると私の好みに似ている。喫茶店によく行くことも、コーヒーを好んで飲むことも、私のこと名前で呼ぶこともなんか全てが愛おしく思えてしまっていた。
彼は別になんて気はないのだろう。LINEも普通だし。化粧にも、服装にも時間をかけたがどうか無駄でなかったと信じたい。
私のことどう思っているのだろう。少なくとも私は彼のことをもっと知りたい。

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