愚図

カマトト


へのつっぱりはいらんですよ、とか思ったり。
夏の話や週末の旅行の話。
早く君の半袖が見たいって口にすること。
お土産は何がいい?って当たり前に聞くこと。
私たちが離れてしまうことについて。
君のいないこの場所に意味なんてないよ、と言うとそっか、と返されること。
水曜日か木曜日はいちゃいちゃしようね、とか言われてにやけ顔。
本当は今日、そうしたかったんだろうかと思うと切ないけれど、それでも有意義であった今日のご機嫌は強ち悪くはないのだ。
頭を撫でる手のひらと、君の忘れていったzipper。
会えない明日。

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どんなに嫌でもちゃんと働くわ、と言ったら知ってる、と言われた。
君が仕事を休むのはどうしてもの用事があるときとどうしても身体が動かないときだけでしょう。

悲しくなって前だけを見て、私は曖昧に笑う。



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