オッチョゴチョッチョゴ.
あーあ、と思いながら家路に着く。
またやっちゃった、あーあ。
-----
余計なことばかり口にする癖は、いつまでたっても喉元をゆっくり締められているみたいで、一層嗚咽さえする。
君に首を絞められるのは気持ちが良くて堪らないのに。
私が悦ぶことを分かっていて、真っ直ぐに私の眼を見ながら左手で首を締めて右手で頭を撫でる君の目に馬鹿みたいに興奮する。
息が細くなるにつれて震えてしまいながら、懇願してしまいそうになる。
今すぐぶち込んでぶっ殺してくれたらいいのに。
-----
濃紺の泡のシャンプーの匂いを嗅ぎながら、君の匂いを反芻する。
私は全く頭を押さえられながらするぬるぬるのキスが大好きで、ぴったりくっついて抱き締めてくれるときの君の匂いを小瓶にでも詰めておけたらいいのに、と思うのだ。
元気になったら入庫しようね、と言う言葉に少なからず満足しながらひとり、眠らない夜の煙草を吸う。
ずっと君が好きでいられたらいいのに。
シェア
コメント
ログインするとコメントが投稿できます
まだコメントがありません