物語全体のあらすじ


とある辺境の村から、憧れの冒険者になるべく遥々帝都までやってきた青年ロクス。

なんとか試験に間に合ったロクスは周りの冒険者や冒険者候補の姿に圧倒されてしまう。

緊張高まる中で迎えた実技試験では上手く力を発揮出来ず、ことある事に失敗してしまう。

試験後、落ち込んでいるロクスに声をかけ話を聞いた試験官のソルスは冒険者試験は一週間に一度開かれている事を教える。

そのお礼として、ロクスは村の名産だという木の実を数個ソルスに手渡した。

どこか見覚えのある木の実と、ロクスから感じる得体の知れない力に興味を持ったソルスは部下に試験日までロクスを追跡するように命じる。


その後、ロクスから貰った木の実が摂取した者のステータスを上昇させるという超希少な木の実である事が発覚する。

その木の実の生産地は謎に包まれており、冒険者のみならず魔法協会、聖協会、軍部、商会、ありとあらゆる者が求めている物だった。

その事実を知ったソルスが、ロクスが受けた試験の内容を全て見直し始めると驚くべき事実が浮かび上がってきた。


試験の内容が本物で、ロクスが日常的に木の実を食べているのだとしたら――そのステータスは常人のものではない。

おまけに超希少な木の実を惜しげも無く他人に渡す所を見ると、ロクスは木の実の価値を理解していない。

ソルスはあらゆる危険を内包した歩く爆弾のようなロクスを監視下に置く事を決めた。


その後ソルスの手引きにより無事冒険者となったロクスは色々な冒険者と関わり、あっという間に上の階級まであがっていった。


様々な思惑が交差する中でも、ロクスは持ち前の明るさとステータスに裏打ちされた実力で障害やトラブルを跳ね除ける。

さらに貴族令嬢や王女、S級女性冒険者からの求愛すら跳ね除けて、ロクスは自由と冒険を求めて世界を渡っていく。