終戦間際──北の大地に戦雲起こる。
 第二次大戦末期。国内では比較的安全な資源供給基地と化していた北海道。ある日、海岸沿いの漁村で怪事件が発生する。村人が多数惨殺体で発見されたというのだ。調査に向かった日本陸軍の憲兵分隊は、そこで消息を絶つ────。一方、本土上陸を狙う米軍は沖縄を陥落し、次なる…

ストーリー概要及び物語の設定

 終戦間際──北の大地に戦雲起こる。

 第二次大戦末期。国内では比較的安全な資源供給基地と化していた北海道。ある日、海岸沿いの漁村で怪事件が発生する。村人が多数惨殺体で発見されたというのだ。調査に向かった日本陸軍の憲兵分隊は、そこで消息を絶つ────。一方、本土上陸を狙う米軍は沖縄を陥落し、次なる目標として、九州、四国、東京正面、東北、そして北海道のいずれかに上陸をする計画を立てていた。

 計画策定の根拠となる地誌を入手するため、それぞれの地方に特殊部隊が派遣されることとなった。

 そして、北海道海岸部───不気味な雰囲気漂う陰鬱な漁村で、憲兵分隊の捜索と惨殺事件の調査に精鋭一個中隊が派遣された。

 しかし、奇しくも、時を同じくして米軍の特殊部隊が潜水艦から極秘裏に上陸し、怪事件の調査をしていた日本軍と鉢合わせすることになる。

 だが、両軍は知らなかった。

 戦争を超越した存在がその地に眠っていたことを───そして、彼らは1000年の時を経て蘇る。そして、世界大戦の末期に本当の終末を告げる──。


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