夏王朝に雨を望む【完】

作者白澤木兎

まだ神々が人間と近かった頃のこと。突然天に十の太陽が現れた。
時の皇帝の臣下である李准は、その状況を解決する為に、万物を知る神獣・白澤を都に連れてこいと命じられる。
けれど白澤は、実は獣ではなく仙人で、しかも大の人間嫌いだった――


※専門ではないので、中国の歴史・神話考察については、相違点が多…