その日を楽しく生きる。
何も考えず、流されるまま、ただバカ笑いして。
カレシだって、一緒にいて楽ならそれでいい。
『好き』とかそいういうの、深く考えたこともないし。
面倒なことや苦しいことなんてまっぴら。
そうやって送って来た高校生活。
でも、高3になって隣の席になったアイツが妙に私の心をざわつかせる。
しかめっ面の眼鏡野郎。
生徒会長までしているなんて、嫌味なヤツ。
無口なくせに、たまに口を開けば毒舌で。
顔を見るだけでイラついていたのに……。
私は一体どうしちゃったの?!
高3の夏、第一印象最悪の、
隣の席の無表情眼鏡男に恋をした――。
イマドキ派手女子
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真面目生徒会長