黒船と呼ばれた私がサムライ達を改革します!

作者たかつじ楓

明治時代、日本は文明開化されたが、武家社会は後世に残すべき日本の伝統的文化とし、侍達だけを集めた「横浜圏」を作った。  

令和となった現在も横浜圏の文化は続いており、首都東京のすぐ隣に離島と化した横浜圏は存在し、未だに武家社会が成り立っている。

藤川春奈は、大家族の長女として不遇な学生時代を過…

 明治時代、日本は文明開化されたが、武家社会は後世に残すべき日本の伝統的文化とし、侍達だけを集めた「横浜圏」を作った。  


 令和となった現在も横浜圏の文化は続いており、首都東京のすぐ隣に離島と化した横浜圏は存在し、未だに武家社会が成り立っている。


 藤川春奈は、大家族の長女として不遇な学生時代を過ごしたため、必死に勉強し、海外の大学に入学し、二十二歳で史上最年少の女性官僚となった。


 首相直々に横浜圏の侍達を査察し、財政負担を減らす外交官として横浜圏へ左遷を命じられる。  

 そこはまるで時代映画を観ているような、着物をまとい刀を持ち、侍たちが闊歩する世界。

 そして民衆を統べる圏主は、まだ8歳の少女、梶原鶯だった。    


 本島から来た春奈は、冷徹な近衛隊長、雪之丞から侮蔑の意味を込め「黒船」と呼ばれたり、他の侍たちからも好奇の目で見られるが、任務を果たすべく奔走する。  


 武家社会の良さを残しつつ、現代日本に合わせ自給率や識字率を上げようなどと提案する春奈に、少しずつ侍たちは心を許していく。


 しかし、前圏主を暗殺した犯人はまだ捕まっておらず、長月の儀式の際に再び圏主の命を狙うという書面が届き、春奈は憎悪を疑念が渦巻く陰謀の中に巻き込まれていくーーーー。


 努力家の女の子が、個性的な侍達と心を通わせながら成長していく、和風現代ファンタジー!