勘違い、愛されていたと男は思っていた

作者木桜 春雨

男は母親に愛されていると思っていた。
子供の頃から困っていると助けてくれたのは母親だった、姉よりも優遇され愛されていると思っていた。

大人になり仕事を始めて、だが、仕事仲間の裏切りにあい、助けてくれる母もいない、そんな自分が助けて貰おうとしたのは。
姉だった。

本当にお父さんに、その言葉の意味…