こわいふたり

作者しんのすけ

チープな“私”が盤上ごとひっくり返るその瞬間、隣にいる彼はきっと誰よりも嬉しそうに笑っているだろう。



許されるなら、



私だってもう一度———…






いの 」



「 俺だっていで 」






でも、もうこれ以上は耐えられない。







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雨はもうすぐ上がるらしい。