残り火【完】

作者しんのすけ

あの日肩を震わせながら「ごめん」と言った彼は、今にも消えそうな残り火みたいだった。



どうして私にとってのそれが彼で、



彼にとってのそれが私だったのでしょう。




“天運のいたずら”?



“不幸な巡り合わせ”?




そこにどんな名前がついたとしても



神様、わたし、



これは絶対に 運命 だって思いました。


























お願いだから、どうか、













知らない方が良かったなんて



言わないで。