【短編連載版】記憶喪失の束縛溺愛皇子に婚約破棄されたので、これからは自由に生きられると思った侯爵令嬢は

作者兎束作哉


「婚約を破棄しよう」

「あら、まあ……」


侯爵令嬢のアフェット・スーヴニールは、記憶喪失になった婚約者、皇太子のハイル・レクエルドから婚約破棄を言い渡される。

元々彼の束縛溺愛に困っていたアフェットはそれを承諾。これからは自由だと新たな恋を見つけようとするが、別れたはずのハイルと何度も顔を合わせることになる。


自分は束縛されて自由がなかった身、でも何故か彼が他の令嬢と仲良くしているのを見ると胸が痛んでしまう。



「あんなに私を好きだって言ったくせに!」



彼が他の婚約者といるところを見て、ようやく自分もハイルのことが好きだと自覚したアフェットだったが、記憶が戻らない彼のために自分は消えた方がいいのではと思い始め…………