道端でにわとりを拾い看病すると何故かラブコメ展開に!?

作者椿

主人公莉音は家に帰ってる途中まさかのにわとりを拾って……

私、莉音は田舎のおじいちゃんおばちゃんの家で暮らしてる。ある日学校から帰ってる時のことだった。

「あ〜疲れた学校から1時間もかかるのおばあちゃんちぐらいじゃない〜」と文句を言いながら帰ってると、にわとりが落ちていた。(にわとり?)「いや確かに田舎だよ。でもにわとり落ちてることなんてある?そりゃ〜ね、まぁでも何処かで飼ってるっていうならなくもないか。」と謎に 納得してしまった。「それにしても弱ってるな〜って凄い傷だらけじゃん!ちょっと待って 今おじい呼ぶから!」と電話をかけて10分くらいで飛ばして来た。「莉音!にわとり落ちてたってほんとか?」とドアを開けながら聞かれた。「本当に落ちてたんだよ。ほら動物病院ってここからどんくらいかかるの?」とシートベルトをしながら聞くと「安全運転で30分もしない。それにしてもおっかしいな〜この町でにわとり飼ってる家なんてねぇしなーそれに隣町行こうにも何時間もかかる。こんなに弱ってるんだから歩けてもせいぜい1時間いくかいかないかぐらいだしな」と悩みはじめた。

「そういえば近くに箱落ちてたかも、キャベツの」と言うと「じゃあ捨てられたんだな〜可哀想に、こんなに可愛い顔してんのにな〜」とおじいがにわとりの頭を撫でた。そして、「よし!家で飼うか」と閃いたかのように言った。「えっ、大丈夫?食べないでね」と言うと「大丈夫だってそれに弱ってるにわとり食べたところで多分美味しくねぇぞ?」と冗談半分で笑った。「じゃあ名前は絆ね」と言うと「きづな?いい名前だな」と私の頭を撫でた。「ちょっとやめてよ!」と話してるうちに病院に着いた。そして受け付け室の椅子で待ってると、受け付けが終わっておじいが来た。

そして5分もしないうちに呼ばれた。「久しぶりだなぁ」とおじいと先生が話した後きづなの診察をしてくれた。「こりゃー栄養失調だな。あと、軽い熱中症。は、すぐ治るから安心せい。ただ怪我は薬塗って様子見かな。」と1時間ぐらいして、きづなは元気になって戻ってきた。「こいつはオスだな。それに怪我は見た目は完治しないかもしれん。」と先生が言った。そしてきづなを抱ええ車に乗り家へ帰った。おばぁは「あら可愛い。でも莉音が面倒みなさいよ?」と許してくれた。そして部屋に連れて入るとボフンと前髪の長いまるで巫女さんみたいな格好の男の子が現れた。