彼女の遺した物を整理していると色んなものが
出てきた その中に1冊のひまわりのイラストの
日記があった。綺麗な字で半分は埋められている 書きたい時に書いていたのか、それとも書ける時に書いていたのか、今は確かめる術がないが 所々飛ばされて書いてあった。入学式から
死ぬまでの短い日記 それは彼女の人生という
物語がギュッと詰まったものなのだと改めて
実感する。最後のページの文、毎日夜中自分に
問いかけていた いつに戻ればやり直せる?
罪があるわけじゃない、後悔があるわけじゃないでも もし戻れるのならば 私はやり直したい
それか永遠に同じ日をループしたい それくらい私は紫苑を愛していたよ。ねぇ、日記見てるのでしょ?わがままなのはわかってるけどさ
私は幸せだったよ、幸せだったから紫苑も私を忘れて幸せになって。ノートに零れ落ちる涙
嗚咽を漏らしながら もしも入れ替われてたならと叶いもしないことを考える 忘れられるわけない。俺は一生忘れることができないくらい
彼女を愛していたのだから。