モルガド帝国の将軍であるノアは、皇帝アミルカーレと共に戦地で奇襲に遭う。
二人で崖から海へ落ちるが、助かったのはノアだけだった。
皇帝を護れなかったノアは処罰が決まるまで蟄居を申しつけられる。
一方その頃――母を亡くしてから一人で暮らす娘、ブランディーヌは、自分が実は伯爵家の血筋だと知らされる。
祖父にブランディーヌを託されたという青年貴族のセヴランが迎えに来て、ブランディーヌを妻にしたいと願い出た。
承諾してセヴランの屋敷へ移り住んだブランディーヌだが、セヴランはとんでもない悪党だった。