人間の心の中には誰しも怪物が存在する…。
いつの時代も無くなる事は無い殺人事件。
普段は真面目なのに…。
あんな誰にも慕われてる人が何故?
逮捕された犯人の多くはそう語られる。
それは精神を歪めた人間の心の中の怪物が目を覚ましてしまったのかもしれない…。
恐怖の猟奇殺人がまた一つの都市で始まろうとしている。
そんな世間の傍らで、人々は芸能界に突如現れた超新生少女に注目していた。
何年に一度現れるか解らない彼女は独特の世界観を持つアーティスト。
その少女を何気無くテレビで目にしながら、片や謎の悪夢に魘される会社員の青年。
彼にはほんの少しの第六感があった。
同じ世間を生きながら生活環境も生きてきた道も共通な点など何もない二人の運命が噛み合った時、新たな恐怖の伝説が幕を開ける。