時ノ糸 ~絆~ 【1】

作者悠翔

武士と貴族の身分違いの叶わぬ恋。時代の渦に引き裂かれてもなお彼女への想いとあの日交わした約束を果たす為に1000年もの月日を彷徨い続けた。 時を越えた恋物語-過去編-




ーー『俺はお前に見合う男になって必ず帰ってくる。それまで…待っててくれ』




身分と言う壁に阻まれながら、自らその壁を越えようと抗う。

たとえ一緒にいられる”時間”を犠牲にしたとしても




ーー『いつまでも側で。従者として…貴方を見守って行く事を約束します。』



ただ側にいられる事を願う。

たとえそれが、”気持ち”を犠牲にする事になるとしても






ある貴族の姫に恋をした二人の義兄弟。



姫を思う気持ちは同じ。


ただ、愛し方が違うだけ。



ただ…それだけだったのに…





「どうして…どうしておぬしらが争わねばならぬのだ?」





当たり前に一緒にいた三人は、運命の悪戯に翻弄されながら



いつしか大きな戦に巻き込まれていく。




互いの信じる道を進んだ先に待ち受るのは…







『時ノ糸~絆~』