──沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
平家の家臣の娘・あさは、両親の死後、経盛に引き取られて幸せに暮らしていた。ある日、政略結婚の話が持ち上がるが、まだどこにも行きたくないあさは、全力で拒否して逃げ出すが、その先で夕陽と名乗る青年に出逢う。強く優しい夕陽にあさは惹かれていくが、夕陽の正体…



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