心の叫びを綴った現代詩。暗闇の中から蘇生してゆく魂の声!
真っ暗な部屋の中で
疲れ果てた心を抱いて
眠る毎日があった
明日の朝日を
信じられなくなった魂は
ふわふわと宵闇をさ迷い
やがて昏睡の空洞へと
堕ちていった
夢は見なかった
希望の欠片を
みつけだす為に
必要な光量は
圧倒的に不足していた
ただ生きていた
息をしていた
僕が住まうことのできる
ただひとつ残された世界だったから
僕はそこにいたんだ