2009年3月、Ayuの10thアルバム『NEXT LEVEL』がリリースされた。
アルバムの2曲目に収録されている長尾大作曲の『NEXT LEVEL』を聴いた瞬間にふとあることに気づいた。
それは、Ayuの詩に連綿と引き継がれているものの新たな発見だった。
これまで『翼』や『花散る儚さ』に着目してAyuの詩の系譜を辿ってきたが、それらよりも格段に網羅性があり、より深くより基本的な特徴に思える。
Ayuはその名前の通り『歩の詩』を連綿と歌い続けてきていたのかもしれない。
それは『人生を旅する歩の詩』と言ってもいいかもしれない。