強引に渡されたソレを俺はずっと捨てられないでいた。1枚の折り紙から始まったのは彼女との非日常かそれとも淡い恋心か──恋シチュ参加作品
小学校の文集で『将来は宇宙飛行士になりたい』と
書いていた俺が今の自分を知ったら果たして
なんと言うだろうか。
10年前の俺へ。
お前は今、あの頃描いたようなイケメンにも
なれていないしもちろん宇宙飛行士でもない。
モデルみたいな彼女ができるどころか全戦全敗中。
10年前の俺よ。
「たくまっち
今日こそあたしとデートがしたいだろ」
こんな宇宙人みたいな女と出会うなら
あんな夢書くんじゃねえ!!