平安初期。自分の考えを貫いて生きる風変り姫・咲子と、かぐや姫の忘れ形見であり女たらし東宮・十六夜。この二人の殴ったり蹴ったりの大騒動恋愛物語。上巻。
月の名を持つあなた。
我儘で、自分勝手で、
自惚れで、女ったらし。
でも
そんなあなたに恋をした。