北 浜 の歴 史 を 綴 っ た4人の 武 将 達

作者兜町の欲太郎

豊臣秀吉が大阪城を築城して以来、大阪は商業都市として優れた商人が多く集まり、才覚を発揮し、互いに競いあう都市に発展して来た。いわゆる上方商人の出現だ。

波 瀾 万 丈 激 動 渦 巻 く

北 浜 の歴 史 を 綴 っ た 武 将 達


岩本栄之助 松谷元三郎 松井伊助  

野村徳七


岩本栄之助 

 豊臣秀吉が大阪城を築城して以来、大阪は商業都市として優れた商人が多く集まり、才覚を発揮し、互いに競いあう都市に発展して来た。いわゆる上方商人の出現だ。


それに反して江戸っ子達は『贅六』(祿・閥・引・学・太刀・身分)の贅沢を用い、上方商人の『天衣無縫にして信用と商才のみを資本』とばかりに生きる行き方を卑下していたのが『才六』(機敏・忍耐・工夫・利発・発明・用慎)と『贅六』の語源である。此処に上方商人の優れた商売上手の所以もあるのだ。過去の一切の社会的因習を排して生き抜いた相場師たちが北浜に群雄をなして集まって来たのも当然であろう。