相場で破産して日本を救った男

作者兜町の欲太郎

昭和恐慌を見事に脱出させた偉大な政治家

相場語録 ・・・・・私は相場と言うものがどんなものかさっぱり分らなかった。

そんなに沢山の金を儲けたいとも考えていなかった。

有為な青年の学資を手伝い立派な人を育てたいと思っていた。

30万人の書生を養うには3万円(現在の3億円)の元金があれば良い。

私は今4,500円の金を預けている。此れを翻訳の仕事で3万円にしょうと

言うのは骨が折れる。

そんなに上手く沢山儲ける事が出きるなら相場の仲間に入っても良いが

儲からん場合には損をする事はないのかと聞いたら相場の事だから損す

る事もあるが今度の場合は損のしょうがない。損をしても迷惑は掛けない

と言われて共同投資の仲間に入った。其の結果は見事に損をして相場と

言う奴は賭博である事が判った。