紅に囚われた少女と青年が出会ったとき、誰にも知られず消え去った約束が、静かに息を吹き返す。一つ一つ蘇っていく、人々と世界を巻き込んだ想いを知った時、二人がたどり着く結末は……。
――どうか、ずっと、私の傍に…。
――私はいつまでも、この場所で
あなたを待っている…。
これは、幾重にも重なった
【愛】と【約束】を巡る
ある世界の 昔々の物語ー。