虚ろな眼で嗤(わら)う<完>

作者武蔵弓 猫麿

10年前、水路で少女が死んだ。その事実を知った日から、身の回りで起きる怪奇現象。

俺は忘れていた。俺の罪を・・・。

俺は、テディベアが嫌いだ。



虚ろな眼で、俺を、嗤っているように見えるから…。




10年前、近所の用水路で、少女が死んだ。



水路に落ちた、テディベアを拾おうとして…。




クマのぬいぐるみが、全てを見、


そして




嗤う…。