作品コメント
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- 豆鉄砲ハトヲ
毒味みなぎるスイーツの特異点
カテゴリとしては恋愛モノ。ただし、いわゆるスイーツとはまるで立ち位置が異なる。甘い感情は薫っているが、主人公は客観的な視点も並行させており、それはどこまでも軽快だ。文体は不必要に湿っぽくならず、頁はするすると進む。
またこの作者の筆の個性は今作にも顕著で、比喩の妙はかなり味わい深い。『森の妖精さん』の辺りなぞ抱腹絶倒である。主題の意味が判明するのがラスト数行など、構成も巧みだ。
執事とか先生とか暴走族とかに、もう大概で食傷気味な貴女へ、熾烈とお薦めします。 - 華月
たまりません
この作者の宿題だけは、ずっと読もうと思っていて…、
ずっと読めずにいた。
何故か?って。
自分がこの作品を読み取れるかどうか怖かったからだ。
そして自信を失うのが怖かったからだ。
読んでみて実感した。
これはエロが交じったそんじょそこらの恋愛小説と一緒にしてはいけないよ、と。
分かる。
分からないからこそ、分かる。そんな感じ。
宿題は解けてしまったら、もはや宿題ではないのです。 - キノ
1999年、あなたは?
いや~
おもしろかった~
読んでて、こんなにもテンションだけで押される感じは衝撃でした。おそらく一気に書かないとこれほどの速さは出ないんだろうなと思いました。(ちがってたらすいません)
2回読んで、レビューもすべて読みました。
たしかに、お話としては重要な部分をすっきりとは書いてはいないのですが、しないという状況は、やっぱり、すっきりとしないわけで。
そのなんで? という部分と処女というのをうまく表現した傑作でした!
わたしからの宿題は、 - 結記芽
ヒントでぴんと
その読まされるスピード、吸引力ったらなかった。
すげ~もん読んだな、と。
感動。
残る?な感じはあって当たり前。じゃなかったらつまらない。私はヒントでぴんときました。
作者に解答なんてナイかもしれないけど。
この作品の主人公とおんなじ事をやってみたら、わかると思うな。
1999年は、このくらいの年頃だったあたしには、わかったもの。 - a
感性の豊かさがうかがえる一品
この物語の奥行きが見えていない人は浅くしか読まず、このおもしろさのなかの隠し味に気づかないことだろう。それは残念なことだと思う。
これは単なる短編ではない。
一言では言い表せないが、読み終えたときに筆者の感性の豊かさを感じた。
私はこういう独自色を持った小説が好きだ。
さらりと読まず、読後に訪れる不思議な余韻に浸ってほしい。
いったいどれだけの人が、このような作品を書けるのだろう。 - 秋
もう大好き。
眠い目をこすりながら迎える、徹夜明けの朝。
「あ、更新されてるじゃん」とぼんやり読む。
その時の衝撃と言ったらなかった。
読み始めて数ページで、まるで胸倉をつかまれたような勢いで引き込まれ、あとはそのままぶんぶんと振り回されて最後にぽい。
こいつはやばいと直感。
「読んだ」わけじゃない。「読まされた」。
有無を言わさず頭の中に物語をぶちこまれた。
つまりはそれだけの力を持っていた。
勘違いしちゃいけない。
この話はエロとかそんな単語で済ませちゃいけない。
大橋イズムとか書くと「身内の馴れ合い」とか言われそうだけど、それでも書くよ。
多分こいつが大橋イズムの真骨頂。 - mayumi
爆笑です
とても読みやすい文でした。
そして女の子の心理描写がいかにもモテない女の子が書く文ぽくて笑いました!
作者さんはソレを狙って書いたんでしょうね(笑)
そこが面白かったです!
でも内容はというと、なんだか謎ばかり残って消化不良…。
彼氏が超頭いいとか完璧な男っていう設定もサムいし、なんで抱かなかったのかも理由がないカンジ。
ただちょっとエッチなだけで内容なんて無いよう系?
ちょっとイミフなので☆2つです。
小・中学生の女子ならドキドキして読めるんじゃないかなぁ? - namata
純粋
これは160㌔の恋愛小説である。真っ直ぐ速くて重い。
それを朝から読んで頭にぶつけられた感じ。
この作者さんは、
コントロールもいいらしい。
あぶないので読まないほうがいい。頭に当たると自信をなくしますよ。 - 浦沢チルハ
快楽の大魔王、降臨!
【この『宿題』問いた奴には500コインあげます】
なんて、どこぞの掲示板に書き込みしたくなりました。一部分だけの文面を見れば、とある暇人がアイポにウタって、赤いフクロウが笑いながらやって来て消してしまわれるかもしれません。しかしですよ…そこらの甘っちょろいエロとやらの作品と一緒にしたらアカンのじゃ!この作品も、そこだけを強調して読んだらアカン!きちんと最初から最後までを何度も読むべし!1番理想なのはですね…彼女の作品全て読むべし!いや…他の作品を読んでからこの作品を読んでみたまへ。そうなさい、その方が楽しいわよ。とにかく、私には書けないです。エロなのにエロ作品ではなく、なのにテーマはエロ…哲学に近いエロ…。