「魔法のiらんど大賞2021小説大賞」で1258作品もの応募作の中から見事<大賞>に選ばれた『碧玉の男装香療師は、
ふしぎな癒やし術で宮廷医官になりました。』が、11月10日にカドカワBOOKSより発売します!
魔法のiらんどでは、書籍発売を記念して、著者・巻村螢さんが実際に体験した書籍発売までの様子を全5回で連載します!
第1回:編集担当者との初対面!「編集打ち合わせ」ってどんなことを話すの?
<書籍化体験記第2回>
第2回:改稿作業に取り掛かる!
作品の魅力をより引き出すため、『碧玉の男装香療師は、 ふしぎな癒やし術で宮廷医官になりました。』では、編集担当者からどんな改稿提案があったのでしょうか?

編集担当W
「主人公・月英を好きになってもらう」を一番に考えて、内面や可愛さがもっと突き刺さるようシーンの追加をご相談しました。
WEBよりもかなり月英の独白や他キャラクターとの掛け合いを増やして頂きましたね。
とても良く改稿してくださったので、賑やかな仕事仲間たちとの日常など癒やされるシーンが増え、月英が生きている世界が色鮮やかに感じられるようになったのではないかと思います。
巻村螢さん
新規エピソード丸々一話入れたのは少し大変でした。
どこら辺りに入れるのか、前後に齟齬はないかなど、気を遣いながら書き下ろしましたね。
けれど新規エピソードを入れてみて、入れた方が断然良くなりました!

追加エピソードは、原作ファンも必見です!
こうして改稿作業を重ね、出来上がった原稿を印刷所に入稿します。
次回は「ゲラチェック」作業について 11/4日(金)更新予定。お楽しみに。

碧玉の男装香療師は、 ふしぎな癒やし術で宮廷医官になりました。
出自を隠すため長い前髪で目を隠し、目立たぬように暮らしていた月英(げつえい)。香りで不調を治す不思議な術を使い細々と生計を立てていたが、突然宮廷に連れ去られ不眠症状を治すよう命を下される。その相手は……国の頂点に立つ皇太子!?
外界との扉を閉ざし自国の文化を守り続けてきた萬華国(ばんかこく)において、新しい医術で宮廷内の人々を癒やしていく月英は異端。しかし下民育ちの根性と、型破りな香りの医術――香療術の腕が、宮廷だけでなく国をも変えてゆくことに!
第1回:編集担当者との初対面!「編集打ち合わせ」ってどんなことを話すの?
第2回:改稿作業に取り掛かる!
第3回:ゲラチェック!