こんにちは、魔法のiらんど編集部です。今回ご紹介する注目作家は、瀬南さんです。
スタンプが68,000件超え！完結後も「2人のイチャラブを見ることが毎日の癒しでした」「こいあまロスです」と、たくさんの読者から愛され続けている『この恋は、甘く【完】』の作者、瀬南さん。今回は、『この恋は、甘く【完】』に焦点をあてつつ、瀬南さんご自身にも迫っていきたいと思います！
▶瀬南さん
―魔法のiらんどをご利用されたきっかけを教えてください。
高校生になり携帯を持ち始め、仲のいい友達が携帯小説を書いていたので、便乗して私も書き始めました。その頃は携帯小説が大流行りで、「携帯小説と言ったら魔法のiらんどでしょう！」と、サイトに登録したのが始まりです。
―はじめて書いた作品はどんな作品ですか？当時を振り返ってどんな思い出がありますか？
完結する前に消してしまいましたが、「2歳差の恋」という幼馴染の話を書いていました。ちゃんと長編として完結させられたのは『わがまま狼。。。』が最初です。沢山の方に読んでもらえて、感想をいただいて……あの作品を通して読者様に読んでもらえる喜びを知ったおかげで今も書き続けていられるんじゃないかなぁ？、と大袈裟なことを思ったりします。（いま読むと文章力なさすぎて恥ずかしいのですが…笑）
ーー代表作『この恋は、甘く【完】 』についてお伺いします！
▽代表作『この恋は、甘く【完】』
―作品を執筆された動機、ストーリーを思いついたきっかけなどを教えてください。
生意気だけど優秀な後輩男子が周りの男性社員から妬まれて嫌がらせを受けているのを見て、怒ってくれる先輩女子……という、ワンシーンだけがふと浮かびました。いつか書きたいなーと思いながら1年くらい放置して、昨年の魔法のiらんど大賞のコミックシナリオ部門に使えそう、と思い、例のワンシーンに辿り着くまでのストーリーを肉付けしていきました。セクシーLOVE部門へのエントリーだったので、少し大人な設定を随所に散りばめ、今の形になりました！
―完結までの執筆期間やその間の更新頻度を教えてください。
私には珍しく、ほとんど毎日更新して、8ヵ月くらいで完結しました。他の作者さんからしたら遅いと思うんですけど、今まで数年かけてようやく1作品を書いてきた私からしたらびっくりする速さでございます！それもこれも、コメント機能復活とスタンプ機能リリースのおかげです。沢山の反応を下さった読者様はじめ、素晴らしい機能を追加してくださった運営様、本当にありがとうございました！
―執筆する上で、こだわっていた部分はありますか？それはどんなところですか？
特にこだわったという点はないのですが、決めたプロットを遂行したことですかねぇ……。書いていると読者さんの反応で話の流れを変えたくなったりもしたのですが、「流されないで二人の物語をそのまま書く！それを読んでもらう！」という強い意志を持って書き切りました。
―完結までに苦労されたこと、大変だったことはありましたか？
結末が決まっていなかったことですね！前述のとおり、書きたいワンシーンがあって、そのためだけに書き始めたので、どうやって締めるかが中々決まらずしばらくの間悩んでました。そんな産みの苦しみがあった分、私の中では満足のいくラストになり、読者さまからも「感動した！」「泣いた！」という声をいただけてとても嬉しかったです！
ーー普段の執筆活動や作品についてお伺いします！
―普段の執筆時、プロットやメモなどは作成しますか？作成する場合はどのように作成していますか？
メモアプリに1話ごとの話の流れを書いてます。昔はプロットなしで勢いで書いていたのですが、そうすると絶対途中で更新が止まっちゃうので、基本的にはスタートからできればラストまで書き出します。ふと思いついたセリフとか設定も、すーぐ忘れちゃうので、ちゃんとメモとってますよ！
―作品を完結させるまでの執筆期間やその間の更新頻度を教えてください。
あんまり書くのが早い方ではないと自分では思っているのですが、コメント機能が復活してからは「読んでくれる人のために書かなきゃ…！」と割と毎日書いてますね。完結までは、こいあまは8ヵ月、前に書いていた『初恋みるく』は小説離れた時期も含めて4～5年……？とか、バラバラです（笑）。年々文字数が多くなるので、もっと簡潔にお話をまとめられるようになりたいです……。
―どういった時にストーリーを思いつきますか？
自分でも引くくらい日常生活全てを小説に繋げてしまいます（笑）。友達の恋バナを聞いて「それ、もーらい！」となったり、オリンピック選手の活躍を見て「スポーツ選手との恋とか素敵」となったり……。新しく書き始めた『幻想的ラブロマンス』も、人気芸能人同士の結婚ラッシュのニュースを見て、「芸能人同士の秘密の恋？！素敵！」というところから生まれたものなんです。
―キャラクターの設定は、どのように決めていますか？
話が先にできることもあれば、書きたいキャラクターに合う話を考えることもあります。お調子者か、それともクールか。美人系か、可愛い系か……と、二者択一式に性格や雰囲気を決めて、男女の組み合わせがしっくりくるまで頭の中で色んなパターンを考えます。
―ご自身の作品で特に思い入れのある作品をひとつ、教えてください。
―『クズな君とは、さよならだ。』について、それに対する思い入れの度合いや、あるいは作品のアピールポイントを教えてください。
『クズな君とは、さよならだ。』は、イナリさんが主催された『ドラマチックエンド』企画でいただいた表紙とタイトルを基に書いたものです。私は今までクズ系の話に手を出したことはなく、しかもタイトルが「さよなら」、そして「ドラマチックエンド」企画！どんな話にすればいいのぉ？！とすごく頭を悩ませながらストーリーを決めました。思いついた時には「きたー！」と狂喜乱舞しましたよ……！
公開と同時に目を引くタイトルのおかげか、びっくりする勢いで沢山の方に読んでいただき、クズを愛でる皆様から多くのコメントをいただきました！実は、最初はそんなに好きな作品ではなかったのですが、今では完結後もちょくちょく番外編を追加しちゃうくらい好きな作品になりました。このタイトルがなければ、こういった話を書くことは絶対になかったので、企画に参加させていただけたことに感謝です。
▽『クズな君とは、さよならだ。 』はコチラ
―ご自身の作品で特に思い入れあるキャラクターをひとり、教えてください。
『この恋は、甘く』の神代竜聖です。
―神代竜聖について、そのキャラクターに対する思い入れの度合いや、ここを見て！といったポイントがあれば教えてください。
もちろんどのキャラクターも我が子なので大好きなのですが、せっかく取り上げていただいたので『この恋は、甘く』の神代竜聖を選びたいと思います。飄々としていて生意気なんですが、いざという時には無限の包容力を見せつける優しい男です。付き合う前は特に最強にいい男だと思っています。神代という名字を気に入ってまして、作品後半まで名前呼びを渋ってしまうほどでした。前から読んでくださっている読者様は未だに『神代くん』や『神代氏』と呼んでくれてちょっと嬉しい……。本編は主人公の聖奈目線のみで進行するのですが、完結後の番外編にて、聖奈を溺愛する神代竜聖sideをぜひ見て欲しいです！
ーー瀬南 さんご自身についてお伺いします！
―読者のみなさんとのコミュニケーションはどのように活用していますか？または、これまでもらったレビューやお手紙で、一番うれしかったメッセージはどんなものですか？
Twitterに小説の小ネタや番外編を載せたりしています！読者さんとお話ができる大切な場です。いただけるコメントはもちろんどれも嬉しいですが、「作品全部読んでます、好きです！」と言ってもらえるのは特に嬉しいですね。沢山あるのに読んでくれてありがとう！と毎回泣きそうになります！あとは、危機的なシーンなどで色んな方から一斉に主人公を応援するコメントをいただけると、一緒に物語を動かしている感があってワクワクします！
―今後の展望は？現在更新中の作品や今後書いてみたいストーリーがありましたら教えてください。
『幻想的ラブロマンス』という芸能人同士の恋愛を題材にした新作を書き始めました。頭の中ではとても可愛いことになっているので、それをきちんと文字にできるように頑張ります！あとは書きかけの警察もののお話もいつか完結させられたらなぁ……とうっすら思ってます。
―好きなものやハマっていることなどがあれば、教えてください。
昔から絵を描くことが好きなのですが、先日、中学生ぶりに漫画を描いてTwitterに載せました……！『この恋は、甘く』のショートストーリーです。そんなに絵が上手いわけではなく、恥ずかしいのですが…時間がある時にはまた描きたいなぁと計画中です。描いているうちに上手くなるはず……！
―読者のみなさんへのメッセージを！
「更新ありがとうございます」と言われるたび、「こちらこそ読んでくださってありがとうございます」と拝んでおります……！とっても素敵なWIN-WINの世界にいれて本当に幸せです。サボり癖のある私ですが、小説を辞めずに更新を頑張れているのはみなさんのおかげです。何年書いても未だに拙い文章ではありますが、一人でも多くの方に楽しんでもらえるように精進いたしますので、これからもよろしくお願いします！
――インタビューにお答えいただき、ありがとうございました。
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