2月1日より応募受付を開始する「第1回魔法のiらんど恋愛創作コンテスト(恋愛コン)」。
3つの部門のうち、「タテスクコミック部門」は小説ではなくコミック原作シナリオを募集します。
応募の際は、指定する記述形式に沿って書いていただく必要があります。
この記事で紹介する記述形式の意図やポイントを知り、執筆にお役立ていただければと思います。
ぜひ応募見本も参考にしてみてくださいね。
■記述形式の意図&書き方についてのイメージ
記述形式の導入には、受賞後のコミカライズの可能性を最大限に高めたいという意図があります。
コミカライズを検討する選考委員に対し、あなたの作品の特長を端的かつ効果的に伝える必要があります。
その一助となるのがこの記述形式なのです。
「ストーリー概要および物語の設定」や「キャッチコピー」を記載いただくことで、選考委員が作品のウリを把握しやすくなります。編集者をはじめ、コミカライズする漫画家の方、さらには読者に向けて訴求したい点が分かりやすくなることで、作品の特長を目立たせやすくなります。
めでたくあなたの作品がコミカライズ作品に選ばれたら、あなたは原作者としてコミカライズに向けたシナリオの執筆を続けていくことになります。シナリオの継続的な執筆をおまかせできそうか判断させていただくために、第1話のシナリオを詳細に記述いただく形式を採用しています。
シナリオの書き方は推奨する記述方式を掲載していますが、必ずしもそのとおりでなくても構いません。漫画家の方・編集者に伝わりやすく、読みやすい形を考えてみていただければと思います。
少し不安にさせたかもしれませんが、 まずは気負わず書いてみていただければと思います!
あなたの持つ素敵なアイデアを、原作シナリオを通して多くの関係者・読者に伝えることができれば大丈夫です!
■表紙 各項目の書き方について
物語の設定を含め、ストーリーの全容を簡単にまとめてください。
また、コンテスト応募の際に表示される「ストーリー全容」入力欄に、同じ内容をコピー&ペーストして入力してください。 文字数上限は500字です。
要項に記載の通り、こちらは500字が上限となります。登場人物やストーリーについて詳細に説明すると言うよりも、全体をざっくりとまとめることを意識すると良いでしょう。選考委員が一番に目にするのがこちらです。
また、コンテスト応募の際に「ストーリー全容」欄にも同じ内容をコピペするのを忘れずに! 別の内容を記入する必要はありません! 必要であればヘルプセンターもご参照くださいね。
※記載する小説のURLは魔法のiらんどに投稿された作品に限ります。
※他社サービスで投稿済みの小説作品の場合も、コミック原作化および応募は可能です。その場合、URL記載の必要はありません。
※本コンテスト「編集スカウト部門」「プティルノベルス&コミックス部門」に応募済みの小説のコミック原作化および応募はできません。詳しくは応募規定をご確認ください。
魔法のiらんどに投稿済みの、応募したコミック原作の元となる小説がある場合はその作品のURLの記載を忘れずに!
ただし、「編集スカウト部門」「プティルノベルス&コミックス部門」に応募済みの小説のコミック原作化作品は、タテスクコミック部門に応募できないのでご注意ください!
■本文 各項目の書き方について
●1ページ目
コミックの読者に向けて、この作品をアピールするキャッチコピーを30~50字程度でお書きください。作品に興味を持ってもらえるよう、端的に作品の魅力を伝えることを心がけてください。
(例)愛か破滅か。ドS女子×陰キャストーカーの倒錯ラブストーリー
こちらは書いてあるとおりですが、この作品を読んだ人にどんな作品かが伝わるように書いてみてください。
この作品をどんなテーマで描いたのか、また、この作品で特に注目してほしいポイント、描きたいシーンを書いてください。
また、可能であれば編集者や、実際にコミカライズを手掛ける漫画家に伝わるよう、今回の応募作を企画した意図や、どんな読者に向けて書いているのかの想定を簡潔にお書きください。
長くなりすぎないよう、簡潔にまとめてください。
自分がこの作品を書く上で熱量をこめた点や、ぜひとも描きたかったシーンなど想いを込めて書いてください!
ただし、熱い想いは大歓迎ですが、作品を俯瞰で見てみることも重要です。込めた想いで、どんな読者にどんな点を訴えたいのかまで伝わるとなおGOOD!!
●2ページ目
登場人物については、情報の羅列でなく、個性や見た目の特徴、ストーリー展開の中で果たす役割をお書きください。また、作品において重要な用語があれば詳しくお書きください。
文字数の制限はありませんが、簡潔にまとめてください。
コミカライズの際、まず行うことが多いのがキャラクターデザインやイメージボードの作成です。自分が書き上げたコミック原作に命を吹き込んでいく大事な作業ですので、キャラクターや独自の用語(設定)の詳しい説明は不可欠になります。漫画家の方が実際に作業することを考え、分かりやすくまとめてみてください。
●3ページ目
この物語がどんなストーリーであるかを分かりやすく書いてください。完結まで書く必要はありません。
コミカライズされた際の作品全体のボリュームは1話をおおむね50~60コマ程度とし、あらすじは6話くらいまでの内容をお書きください。
なお、ストーリーそのものは6話以内で完結させる必要はありません。
1ページ目で記載した「ストーリー概要および物語の設定」はざっくりとした内容でしたが、こちらではさらに詳細にストーリーの流れを書いてみてください。タテスクコミックでのコミカライズとして、今回は1話50~60コマ程度を想定して書いていただきますが、必ずしも厳密にページ数を捉える必要はありません。ご自分のイメージで、だいたい6話分の内容と思われるところまでのあらすじをお書きください。
●4ページ目
コミック1話のボリュームをおおむね50~60コマ程度と想定し、応募見本を参考に第1話のシナリオをお書きください(第2話以降のシナリオを書く必要はありません)。
応募見本では以下のような形で記載していますが、必ずしもこのとおりでなくても構いません。小説形式での応募も可能です。
要素 | 記述方法 | 記述例 |
---|---|---|
シーン | 場面の切り替えの際に記入 | ■場所:ホテル(夜) |
セリフ | 人物名+「(セリフ)」の形で記入 | まゆり「社内に持ち帰って検討します、藤堂主任」 |
モノローグ | 山形括弧で指定 | まゆり<――私、誰よりも都合のいい男を手に入れられるかもしれない> |
ト書き(地の文) | そのまま記入 | 唯一の親友である綾香(既婚者)とランチ中のまゆり。 |
書いていただいたシナリオを元に、漫画家の方がネーム作業をすることを想定しています。応募見本では上記の例のようにシーンやモノローグ、ト書きなどで書いていますが、必ずしもこのように記載しなくても構いません。重要なのは、漫画家の方がイメージしやすいこと。小説形式の書き方でも構いませんが、修飾や比喩などを使いすぎないようにして、ストレートに伝わるものが望ましいでしょう。
なお、3ページ目の「あらすじ」では6話くらいまでの内容をお書きいただきましたが、ここでは第1話のシナリオのみ書いていただければOKです。
以上、タテスクコミック部門に応募の際はぜひ参考になさってください。
たくさんのご応募をお待ちしております!
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