親に愛さない少年が、取り違えられていた事実が判明し、実の親なら自分のことを愛してくれるだろうと期待するものの、実の母親も育ての母親も、取り違え相手の親権を望み、実の父親も育ての父親も、それを傍観しているだけの状況に、絶望する少年の話しです。
主人公(梓真)の実の父親が提案し、子ども二人が夏休みの間、前半を育ての親の家で、後半を実の親の家で暮らすことになる。
法改正により、取り違えがおきていた場合は、子どもがどちらに育てられるか決められるという設定のため、主人公が決めた家に取り違え相手も育てられることになる。(取り違え相手の提案により)
取り違え相手の少年(冬真)は、天才中学生フィギュアスケーターで頭も良く、容姿端麗(育ての父親に顔がそっくりです)
主人公に積極的に話しかけて、仲良くなるのを望むものの、主人公はそれが鬱陶しい。でも少しずつ距離を近づけ、仲良くなっていく話です。
最初の方は主人公の梓真くん目線で物語が進むため、取り違え相手の冬真くんが悪者に見える人もいるかもしれませんが、冬真くんの天才ならではの苦悩も書いていきたいと思っています。
よろしくお願いします。