妖花街にて保育士をすることになりまして。【完】

作者小花衣いろは




わけあって保育士を辞めた双葉杏咲ふたばあさは、

再就職祈願に地元の神社へと参拝にきていた。


そこで出会ったのは、不思議な雰囲気を纏った美しい男性。

その男との出会いによって、杏咲の生活は一変することになる。



男性に連れられた先で出会ったのは――八人の半妖の子どもたち。




其の一 「僕は結構です」

冷静沈着で真面目気質。何でも卒なく熟してしまう天才肌な狐の半妖。

玲乙れお


其の二 「へいへい、わかりましたよ~」

情に厚い兄貴肌。飄々としていて適当なように見えるけど、周りをよく見ている烏天狗の半妖(?)。

火虎ひとら


其の三 「チッ、うぜぇ」

誰に対しても冷たい態度で口が悪い。粗雑で寡黙な鬼の半妖。

影勝かげかつ


其の四 「今度こそ本当に嫌われたらどうしようって、思って……」

穏やかで優しい常識人。一人で溜め込んで我慢してしまいがちな雪女の半妖。

柚留ゆずる


其の五 「……これは、じいちゃんにもらった。……大切な、宝物」

無気力無表情人見知り。他人の心の機微に敏感な猫又の半妖。

湯希ゆき


其の六 「おれ、かっこいいおにいちゃんになりたいんやもん!」

ビビりで弱虫だけど、いつも明るく元気いっぱい。天真爛漫なかまいたちの半妖。

吾妻あづま


其の七 「ケッ、ニンゲンにおそわることなんてなにもねーよ」

口は悪いが本当は素直で優しい。獣耳に感情が出やすい雷獣の半妖。

桜虎おうが


其の八 「か……かわいくしてくれて……ありがと」

ツンと見せかけてデレへの振り幅がすごい。あざと可愛い覚(さとり)の半妖。

十愛とあ




行く末は――全く意図せぬ逆光源氏計画!?


半妖×保育士(?)たちによる、

ほのぼの時々ハラハラな甘くて優しい日常のはじまりです。



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