◆何でも屋でスナイパー、コードネーム・Aya(アヤ)は、小さい頃、情報屋のKou(コウ)と出会い、共に仕事をして来た。彼女は、ほのかに彼を想っている。けれども、Kouはクールに仕事仲間としてしか扱ってくれない。雨が降ると二人は出会える。その縁を大切にして来た。高価なバイオリンの見張りが終わると、李(りー)家のお嬢様と猫をガードしに行く。その中で、怪奇文書がKou、Aya、土方(ひじかた)むく、むくの学園へと巡って行く。『組織J』や『J』が絡んで来るが、それらはまた異なるのか。事件が展開して行くにつれ、最後には別のものと分かる。美術部のむくは初恋を覚える。Ayaと出会い、似た匂いを感じ、お互いに真に心を交わす神友(しんゆう)だと思う。舞台は海外へと飛び回る。『Aya』というコードネームだけで生きてきた女性と、青春を芸術で生きている『土方むく』という女性の運命を切り開いて行く。Ayaは、きらきらとしてまどろっこしい恋が、Kouとの間では血の繋がりで禁断のものと知っても、それを愛と思うように目覚めるまで。そして、むくは、自分の性別を女性として目覚めて行くまで。神友はそれぞれに乗り越えて行く。
◆主な登場人物
Aya(アヤ):スナイパー。Kouとしか組まない。
Kou(コウ):情報屋。Ayaを守りたいが、武器はペンだと主張する
土方むく(ひじかた・むく):高一。美術部員。バレエが趣味。
ウルフ:土方むくの祖父。過去には特殊な仕事をしていた。
李凛(りー・りん):台湾の由緒正しき李家当主。
◆よろしくお願いいたします。
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