父の野田大介が死んだ翌年のことだ。
G大獣医学科4年の野田陽介に、母、高木和子から、別荘へ招待する手紙が届いた。
母は18年前父と離婚し、父の学生時代の友人、高木洋一の後妻として嫁いでいたのだ。
別荘に行った陽介は、そこで初めて会う17歳の高木美月に、期間限定で恋人になって欲しいと頼まれる。
すでに恋人が居る陽介は、「兄妹での恋人は有り得ない」「俺には恋人が居る」「俺はサディストでDVだ」などと牽制しする。
だが、条件をきつくするほどそれをクリアした場合断れなくなることに気がつき「どうせごっこなんだから」と期間限定、別荘に居る間だけの恋人を承諾した。
また美月の父、高木洋一が美月の姉啓子を伴い北海道から帰ってきたことをきっかけに、高木家が抱えている闇のことも知ることになった。
しかし、擬似的な恋愛ごっこで済むと思っていた陽介は、恋人になった美月から、この関係にはそれだけではない意味があると知らされる。
実は美月は昨年姉の啓子の差し金でレイプされかけていたのだ。
身内の犯行であるが故に、両親や警察にも訴えることができず悩む美月。
そんな中、美月は、魔王である写真家の糸浦雨耕に、心を強くするためにと魔女になる方法を教えられる。
美月は陽介に協力を頼み、魔女になる決心をする。
魔女になった美月は姉の啓子と対峙し啓子の汚れた心を破壊する。
心も体も強くなった美月。だが魔女になった美月は陽介に恋をしてしまい、期間限定の約束を守れなくなってしまう
悩んだ美月は陽介の恋人友梨《ゆり》に救いを求める。
春爛漫の公園で友梨と美月と陽介の三人が出会った。三人はそれぞれの未来と方向を報告し合い、三人の絆も恋もより深く強く結ばれていることを確認し、ゆりの提案でポリアモリーとして共有の恋人として共存することを決定した。
ラブコメ
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