紙媒体と電子書籍と「チ。」
触発されると書いて「ついじゅう(追従)する」と読む事態に発展し(なんのこっちゃ)アニメを観るまで原作漫画を読むのは控えようと考えていた「チ。」を購入することにしました。
先日「チ。」とコラボしたコズミックフロントの録画番組を再生してみたところ……。
当然「チ。」のネタバレに繋がる訳ですよ!
なんで気づかないかな、私😅
慌てて再生を止めたものの、チラリと見てしまったので「気にな〜る病」を発症し、心にブレーキをかけるのも一苦労。
ならばいっそのこと、原作を買ってしまえ〜!
誰かさんの真似ぢゃないけれど、大人買いだ、大人買い〜!
その誰かさんに唆されたので、一気読みだぁ、一気読み!そ〜れ、一気!一気!←なんか違う😁
そうすればネタバレにビクビクすることなく、コズミックフロントが堪能できるではないか!うんうん、そうだそうだ!
――現在購入するにあたっての選択肢は電子書籍1択なのですが、でも本当は紙媒体ラブなのです。
本棚に眠る背表紙と目が合い、急になんだかまた読みたくなって無意識のうちに本を手に取り、気づけば何度も繰り返し読んでいたりもしました。
増えていく本の冊数が恐ろしいことになっても、本に囲まれての暮らしに、心は満たされていました。
けれど思うところがあり、数年前に本を手放す決心をしました。同時に本以外の荷物を減らしていこうとも…(これが中々進まない)。
写真の整理と似ていて、ついついページを捲ってしまい時間がかかってしまう。
恥ずかしながら、太ってしまった本が何冊もありました😅。
それは母に貸した本なのですが、バスルームに持ち込んで読むものだから、湿気を吸い込んで紙がボヨボヨになってしまうんです。
ボヨボヨになった本を初めて返された時は、ショックで体が硬直しました(笑)。
徳川家康全26巻がボヨボヨになった時は、逆に清々しい気持ちになりました。完走おめでとう!よく頑張ったね!みたいな🤭
ボヨボヨにしない約束で源氏物語をプレゼントしたこともありましたが、やっぱりボヨボヨになりました。
ボヨボヨになった本は可哀想ですが、楽しそうに読んでいるので最初に感じた怒りのようなものはどこかへ消えていきました。
本当は嫌ですけれど本は読むためにあるので、破いたり汚したりしない限りいいのではないかと考えるようになりました(まー、早い話しが諦めたってことですね)。
そうはいってもボヨボヨの本は手触りが最悪で、紙がゴワゴワしているのでページを捲ったはずなのに元に戻ってくるんですよ。しなやかな手触りの紙よ、カムバーック!(笑)
読む気が失せて買いなおそうかと何度も思いましたけれど、母がまた貸してくれと言ってくる可能性があるので我慢しました。歴史小説と推理小説に限られていましたし。
そんな思い出も頭によぎりながら気が遠くなる作業に耐え、本を整理しました。
ボヨボヨの本は中古市場でも相手にされませんから、悩まずに処分できたのでその点だけはよかったです。
電子書籍化されていないと知り、手放した事を後悔した本が何冊もありました。もう二度と読むことができないのだという現実に脳天をかち割られた気分でした。
あー!やっちまったー!!と頭を抱えたけれど、自業自得と諦めるしかありません。
今はもう慣れてはきましたが、電子書籍はやはり味気ないので紙の本が恋しいです。
本の手触りやインクの匂い。
捲るページ、紙の質感。
新しい匂いや古い匂い。
表装、挿絵。
躍る活字が織りなす魅惑の世界。
本と私だけの静かなひととき。
「チ。」を購入しても本棚には並びません。
作品は読めても本が読めないのは少し寂しいです。
💫今宵の1曲
♬Can’t Give You Anything(But My Love)
🎤The Stylistics
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