わさびは「飛鳥時代」から薬草として利用されていたそうで、「平安時代中期」になると、香辛料として食用利用されるようになったのだそうです。

この頃、わさびは税として納められるほどの貴重品でした。

一般庶民には手の届かない高級品であったわさびは、「鎌倉時代」には贈答品として重用されていたようです。

「室町時代初期」では、汁の実として食べられることが多かったようですが、次第に料理に使われることが増え、生魚に酢と合わせたり、貝にも使われたりしていました。

その頃はもうすでに、殺菌作用があることに気が付いていたんでしょうね😳ｽｺﾞｲ！

🔥「安土桃山時代」では、かの有名な千利休が開いた茶の湯の席で、おろしたわさびが振る舞われたそうです。←ココ！　かなり気になります！

その後、安倍川上流の静岡県有東木で、わさび栽培が始まったとされています。

「江戸時代」になると、徳川家康が献上されたわさびを『天下の逸品』と絶賛し、有東木からの門外不出のご法度品としたのだと言われています。

わさびの歴史、掻い摘んでも長いですね！

私たち一般庶民が気軽にわさびを口にするようになるには、まだまだ気が遠くなるような歴史があるのですが、長くなるので割愛します。
　＊詳しくお知りになりたいと思われた方はどうぞ、こちらへ➞日本わさび協会・わさびの歴史　https://www.wasabi.or.jp/knowledge/history

ここまで書いたことは、日本わさび協会様のホームページから一部抜粋させていただき、加筆したものです。


ブログタイトルにもある、最初が気になる【わさびのアレ】ですが、🔥マークを付けたところに、とても気になる箇所があるのです。
利休が「おろした」わさびを振る舞った。とありますよね。

何を使って「おろした」のでしょうか？

鮫皮おろし？
まだその頃には鮫皮おろしはなかったみたいだし……。
千利休は堺商人の家の生まれなので、「おろし」の道具は入手しやすかったのかもしれないですが、何を使ったのでしょうか。

そもそも刻むとかではなく、「おろす」という発想が凄い。「おろす」という調理法はいつからあったのでしょう。
そして、わさびは「おろす」方がより風味豊かで美味しいということを、どうやって知ったのか――。その辺りも気になってしまいます。

「安土桃山時代」には、おろし金はあったのでしょうか。
――『和漢三才図絵』という「江戸時代」の百科事典には、現在と同じ形をした、おろし金が掲載されているそうなのですが、いつからあったのかを知りたいところです！

と、いうことで――私が気になるのは「鮫皮おろし」です！
最初に🔥鮫皮でわさびをおろそう🔥と思った人は一体どこの誰なの〜！？

調べてみると、江戸時代の宮大工さんが、鮫皮をヤスリとして使っていたことに着想を得たとされると書いてありました。

その当時、宮大工さんから着想を得た人は、実際にわさびを鮫皮でおろしてみてビックリしなかったのかな――辛味も香りもおろし金を使うよりも良くて、口当たりも滑らかだったことに！

そして約400年後の現在までも、鮫皮おろしが活躍しつづけるなんて夢にも思わなかったことでしょう！

タイムマシーンがあったら、その人のところへ行って――。

『2023年からこんにちは😊！　鮫皮おろしは、今でも使われているんですよ！ありがとうございます♪　ところで、どうして鮫皮を使おうって考えたんですか？　そこの辺りのところを詳しく教えてください！』

まるでワイドショーの突撃インタビュアーのごとく、マイクを差し向けてみたい〜✨🌱✨
コミュ障の私には無理だけど（ﾎﾞｿｯ）😅。


【おろし器・こぼれ話】
鮫皮といってもエイの皮を使っている製品があったり、鮫皮よりも辛味や香りが引き立ち、お手入れが楽ちんな鋼鮫（はがねざめ）という製品もあります。

なぜ製品名を書いたのかというと、この製品のエッチング加工に痺れてしまったからですっ！

どんなエッチング加工なのかというと、それは「わ」「さ」「び」という平仮名のエッチングです！

文字だけの説明では、解らないですよね。
⬇よろしかったらコピペしてご覧ください！
https://youtu.be/3ooAC9uPCz0
45秒あたりで「わさび」のエッチングが判ると思います！！
はぁぁ、もう堪りません💕　グッときますっ！

あぁ。興奮してしまった！←職人ラブなもので……すみません😅！