森尾月子

もりおつきこ

何気におばちゃんです。
今まで書いてきた書き物を残したくて登録しましたが
どうしたらよいかわからず、
別サイトより手直ししながらUPしています。
妄想ものです。夢物語です。

YUZURU 183

出かける準備をしながら翔太と話をしている弓弦。
翔太自身も少しはましになってきてたらしいのだが、弓弦が離れるという時は決まってさみしい顔をする。
それがわかっているのか弓弦も出かけるときは翔太の顔を見ないように
準備をしドアを閉めるまで顔を見ようとしない。
それがわかっているのか翔太は最近弓弦のそばに来て話をしようとする。
少しでも引き止めるためだ。
それでも弓弦は身支度を整えて行ってくるからと言い
やっぱり20時までには帰ってくるよと笑顔で翔太にいう。
そして翔太はさみしい顔のまま弓弦を`行ってらっしゃい´とあきらめた雰囲気で
言葉をかけ後姿を見送った。


弓弦は着替えとかの入った荷物を`mask´に持っていった。
誠からメールが来ていて、`おばさんから着替えを預かったから取りに来い´と言っていたということ。
西村が持っていき損ねた着替えを叔母が頼んだのだろう。久しぶりだしと翔太をおいて銀座まで。
タクシーに乗り込むと窓から見送る翔太の顔が見えた。
軽く手を振ると手を振りかえす翔太の顔が何気に気にかかるようなちょっと気になる笑顔を見せる。
それを後ろに弓弦は`mask´へ向かった。

一方西村は翔太のマネージャー・Martinのほかのマネージャー・達哉たち4人と月城、渡辺と山田と一緒に
M'scompanyに来ている、一緒にそこまで行き会議室を借りた。
そして山本社長が帰ってくる時間を確認しそこでみんなで話をしお互いのスケジュールを
大きな紙を貼り合わせたのを壁に貼り、黒板代わりに日付ごと書き出していっている。
それぞれのスケジュールを書き出しそれに月城が言っているジャニス・レノの来日予定を合わせていく。


まずジャニスの来日。
月城にメールが来てはっきりわかったこと。
4月2日午後14時ごろに着くエールフランス機で成田に到着。
必然的にその夜は身内だけで原田家に集まり晩餐会。
翌3日の夜はホテルの方で晩餐会を大きく開催、その晩餐会の前に記者会見。
記者会見にはジャニス・レノと基金に関係する関係者、
そして原田と月城と日本側の基金に関係する金融機関の関係者と。
そして亡きフランシスの誕生日に基金設立、そして設立の記者会見。
記者会見後は金融機関同士での締結のための話し合いが行われジャニスは休暇に入る。
ジャニスの滞在期間は3週間。

西村の横浜アリーナでのライブは4月7日。よって5,6日のリハーサルは弓弦も一緒に。
幕張のライブは4月20日。そのリハーサルは18,19日。
それ以外ではちょっとした雑誌の取材と科しか入ってない弓弦だが
ここで渡辺にMartinのマネージャーたちからお願いされる。

4月の14日にTV出演が決まっているらしいのだけれど初めは4人で頑張ろうと言ってたのだが
そういえば弓弦さんがいるじゃないかとふと思い出し、出演するその時だけYUZURUとして
一緒に出てほしいとのことだった。
渡辺はすぐに弓弦のスケジュールを確認し弓弦ぬ電話を入れた。もしそれに出演するのであれば
他のをキャンセルしてでもそれを優先するということで。
よくよく聞いてみると西村も出演予定の番組だった。
事務所的には全然OKな出演のようだということで、弓弦の返事次第ということになった。
その時悠太がつぶやいた。




「弓弦さんが代わりに出るとなるときっと翔太も一緒に出たがるんじゃない?」



翔太が出れる状態になるかどうかだなと話をしているのだが、弓弦さんに代わりの出演をお願いして
それにくっついて出れるのであれば本復帰ではなく顔出しだけということでもいいのではないだろうかと
そう確認をとってみるとマネージャーたちは話を始めた。
そんな中、弓弦にこういう話をいただいたのだがと事務所に連絡を入れる渡辺。
一緒に出演することが決まっている西村とも一緒にと山田も事務所に負けじと話をしている。
そんなマネージャーたちをよそに西村も達哉たちもにぎやかに話をしていた。
月城をはさんでジャニスのことや晩餐の事。身内だけの晩餐はどうなるのかとか、
次の日のホテルでの晩餐のこととか。

月城と弓弦と秋元とで身内だけの方もホテルで開催される方も招待客をピックアップすると
話すものだから渡辺も電話をしながらそっちも気になるし、もちろん山田も。
そんな会議室ではごった返しの話が続いている。
はたしてきれいにスケジュールが決まるのかが
不安になって笑って状況を見ている月城に西村が気が付いた。



「なぁ、月城さん。」
「ん?なぁに?」
「具合悪いんじゃない?青い顔して、疲れてるんでしょ。」
「そうなのかな、ちょっとめまいがするかなぁって思ったけど大丈夫よ?」
「無理しない方がいいさ、弓弦が心配する。
 誠さんや原田さんやみんな心配するしそうなるとみんなうるさいぞ?」
「そうかなぁ。でも弓弦ちゃんんところにも戻りたいし座ってようかな。」
「無理しないって言ったじゃん。終わったら山田に遅らせるから家に帰りなよ。」
「そんなに具合悪くないって心配性だね、西村君は。」
「そっかぁ?ていうかさ、上村も月城さんの事心配そうに見てるけど(笑)」
「あ(笑)」

そう声をかけられて上村の方を見ると目が合ってしまった月城は
癖なのかついついにこっと笑ってしまった。
すると話の輪から離れて月城に近づく上村。

「月城さん顔色悪いですね、大丈夫ですか?
 あっちの控室にソファがあるので少し横になったらいいのに。」
「ありがとう、でも西村君にも言われたけど大丈夫よ?そんなに顔色悪いかしら?」
「真っ白ですよ?疲れてるんじゃないですか?」
「そうっかなぁ。ねぇ本当にそうなの?西村君。」
「そう見えるけど、なぁ上村。」
「ですよね、西村さんはもう帰りますか?もう少しいるのであれば
 月城さんあっちで休んでも大丈夫なんじゃないでしょうか?」
「そうだな、月城さん少し横になったら?」
「ありがとう、みんながそう心配してくれるんだったら少しでも安心してもらえるように
 ソファを借りて横になろうかな。いい?」
「んじゃ、行きましょうか。」


上村が差し出した手に月城は甘えてつかまり立ちあがろうとすると目の前が真っ暗になり
前のめりに倒れてしまった。
とっさに手を引き自分の方へと引っ張った上村の方に倒れ上村も一緒に床へ倒れた。

「ごめんなさい、上村君。ごめんね重いのに。」
「いえ、俺は大丈夫ですよ。それよりもやっぱり体調良くなかったんじゃないですか?
 無理しちゃダメじゃないですか。」
「月城さん大丈夫か?疲れてるんだよ、毎日忙しいから疲れてるんだ。
 寛司さんが夜中連れまわすからほんと疲れ取れてないんだって(笑)」
「そんなことないわよ(笑)寛司さんやさしいもの。いつも気を使ってもらって気の毒なぐらいなのに。」
「寛司さん強引な面もあるから気を付けないとな。今日は渡辺か山田かに家まで送ってもらったら?
 で、家から出ないように(笑)たまには家でゆっくりとしなきゃな。」
「はぁい。」
「西村さん、俺が送っていきますよ。俺今日はこの後何にもないし。」
「そっか、んじゃ上村に送ってもらえよ、俺も助かるし。」
「甘えていいの?なんだか悪いわ。秋元さんに電話したら迎えに来てくれるんだけど。」
「いいじゃん、上村は送っていきたいって言ってるんだから。
 寛司さんは俺が引き留めておくから大丈夫、上村頼んだよ。」
「わかりました(笑)しっかりと寛司さん引き留めておいてくださいね(笑)」
「さ、決まったら横になって目をつぶって待っててくれ。
 あらかたのことを決めたら起こすから。それに合わせて組んでいこう。」
「わかったわ、ありがとう西村君。ごめんね迷惑かけて上村君。」
「んj、またあとで。」

控室に一人残された月城はやっぱり具合が悪かったのか
横になるとブランケットをかぶりそのまま静かに眠りに落ちて行った。

「なぁ上村。」
「なんですか?」
「なんだか今日はお前機嫌がいいな。」
「そうっすか?」
「そんなに月城さん送っていくのうれしいか?」
「へへ(笑)」
「お前いくつになった?」
「俺っすか?今年33になります。」
「月城さんはさ、俺と同級生だから44だぞ?」
「知っていますよ?それがどうかしたんですか?」
「そっか、わかってるんだ。寛司さんは46だったっけ?」
「若さは負けていませんけど?(笑)」
「おまえ、マジか?」
「え?」
「月城さんのことまじめに考えているのか?」
「寛司さんとつながっている西村さんには言えませんよ(笑)」
「言えませんよって(笑)俺は誰の見方でもないぞ?唯一月城さんの見方なだけだ。」
「西村さん、月城さんの味方なんだ(笑)だったら弓弦さんを翔太にくださいよ。
 翔太は記憶を失くす前から本気だったんですから(笑)」
「それも無理。俺は弓弦に惚れてるし弓弦も俺一筋だからな。
 だから安心して翔太の看病させてるんだぞ?」
「翔太かわいそうだな(笑)」
「まぁ、寛司さんに感づかれると思いっきりいじめられるから覚悟してかからないとな。」
「西村さん俺の気持ちをわかったいいかたしますね?」
「ん?お前本気なんだろ?お前まで好きという感情に年は関係ないって言い出すんだろ?」
「なんだかなぁ・・・・。でも、当たって砕けろです(笑)」
「砕け散ったらどうするんだ?」
「どうしよう(汗)」
「まぁ、頑張れ。月城さんを生涯支えるとなると彼女は世界的に有名な人間だ。
 支える方は大変な目に合うと思うけど。」
「そんなの覚悟ですよ。俺の場合は家族の後押しとバックアップがあります。
 俺だけじゃなくってみんなで迎える覚悟できてますから。」
「おぉおぉ。マジなんじゃん(笑)」
「西村さんが喋られたんじゃないですか(照)誰にもしゃべっちゃいけないんですよ?」
「わかったわかった。」
「絶対喋っちゃダメなんですからね?先輩といえどもそれだけはダメです。
 俺は自分できちんと口にしますから。」
「あ・俺だって弓弦には自分の口からでしか口説いたことないぞ?(笑)」
「そうだったんですか(笑)んじゃ俺の気持ちわかりますよね?ダメですよ誰にも話しちゃ(笑)」
「男と男の約束みたいだな(笑)」
「そうだと思うんですけど?(笑)」

月城のおいてきて部屋に戻ってきても西村と話をしていた上村にみんなが寄ってきた。
何の話をしていたのか聞くが内緒だと言って話してくれないことにブーイング。
そんな賑やかさのまま会議室でスケジュールの詰めが進んでいった。

弓弦の方はお昼過ぎにはオーナーも降りてきているからと言うことだったので
まっすぐ`mask´へ向かった。
事務所の入り口から転倒の歩道までを念入りに掃除をする葵生たち。
その姿におはようと声をかけ事務所に入っていく弓弦。手にはトランクを持ったまま。

「おはようございます。」
「おぉおはよう。弓弦なんだか久しぶりだな(笑)」
「誠さんこの着替え頼んでもいい?」
「前の分か。そこに置いとけ、新しい気がはロッカーに入れてある。」
「ありがとう、伯母ぁにありがとうって伝えてて。」
「わかってるさ。それよりも翔太はどうだ?」
「そうだ、翔太の様子はどうなんだ?」
「オーナー、おはようございます。休みありがとうございます、なんだか迷惑かけてすみません。」
「そんなこたぁいいんだ。翔太だってMartinでもここでも大切な仲間だ。心配に決まってるだろ。」
「翔太君は外傷的な傷は大したことないんですが、何も思い出せないことがネックになってて
 自分でもそれを気にしてて一歩踏み出せずにいるみたいなんですが。」
「いっそのこと退院したらここに連れてきたらいいんじゃないのか?刺激があって。」
「まぁ、本人に伝えていきたいと言えば連れてくるけどさ。」
「復帰するというにはまだまだだろうが、
 事務所にいてみんなの手伝いをしていれば少しは違うんじゃないのか?」
「オーナー、とりあえず本人は前を向いてはいるんですがその反面何かしら気にしている様子があって
 そのことを口に出さないから何とも分からないんですが、
 あたしの出勤の時は常に連れてこようとは思っていますし、本人にもそう言ってあります。」
「そっか、まぁ時の流れだ。そのうちだろうから無理っせないようにしないとな。」
「翔太は悠太たちを見ても何にもわからなかったんだろう?」
「そうなんだよねぇ、兄さんの顔を見てもきっと誰って顔するんだろうなぁと思うとさ。」
「それは誰だって同じさ。」
「弓弦、とにかく退院したら連れてこい。で、仕事に着き合わせろ。そのうちだそのうち。
 本人の頭が覚えてなくとも、シェイカー振ったりは体が覚えているもんだ。心配するこたない。」
「そうですね、案ずるより産むがやすし(笑)連れてきた方が何とかなりますよね。」
「そうだな。」
「そういえば弓弦、お前いつまでどうするんだ?」
「翔太が退院するまでは付き添ってていいぞ。退院してから出勤すればいい。」
「オーナーそれでいいんですか?」
「俺がいいというんだ、それでいい。」
「ありがとうございます。
 たぶん今日マネージャーたちが集まってのスケジュール調整をしていると思うので
 2,3日のうちにはオーナーのところに渡辺が来ると思います。
 ジャニス・レノの来日とかまささんのライブとかあるのでかなり詰まってきますが
 出勤の時には翔太君といっしぃに出勤しますから。」
「あぁ、弓弦のことは渡辺さんに任せてあるんだろ?それはそれでいいんじゃないのか?」
「よろしくお願いします。オーナー。」
「今日はこれからどうするんだ?」
「翔太君が不安な顔して見送るんですよぉ、あんな顔されたら早く帰らないとって思っちゃって。」
「いいように振り回されてるなぁ(笑)誠、次はお前が付き添うか?」
「俺はいいっすよ、付き添いとか性に合わない(笑)それの弓弦になついてるんだろ?翔太は。」
「そんなあたしにばっかり押し付けた言い方しないでよ(笑)」
「でも翔太はさぁ、本当に素直で純粋で記憶なくしても失くさなくてもそのままだもんなぁ。
 人間性だよな。ほんと、わかりやすいというか(笑)」
「だからまささんも翔太君のことかわいがるんじゃん。」
「そうだろうなぁ、西村君も面倒見いいなぁ。ライバルなのによ。」
「でもオーナー。」
「なんだ?」
「とりあえず本人があたしの出勤の時に一緒に来ると言えば連れてきますが
 本当にいいんでしょうか。みんなの邪魔にならなければと思うんですが・・・どうでしょう。」
「翔太がいた方がいいんじゃないのか?」
「誠の言う通りじゃないか?確かにいた方がみんなの気持ちの持ち具合も違うだろうし
 心遣いも違ってくる。いた方がいいだろう、弓弦遠慮なく連れてこい。」
「わかりました(笑)んじゃ、翔太君が電話してこないうちに病院に戻ります。
 退院が決まったらまたお知らせします、退院したら一度顔を見せに来ますから。」
「翔太にも伝えてくれ、お前の場所はちゃんとあるから心配するなってな。」
「了解しました(笑)そんな言葉聞いたら喜んで泣くかな?」
「そうだな、弓弦いじめて泣かすなよ?(笑)」
「まったく(笑)んじゃ、また来ます。お疲れ様です。」
「あぁ、気を付けて帰るんだぞ。」
「yessir、オーナー(笑)」

しばらく‘mask’にいた弓弦はやっぱり出かけるときのあの翔太の顔が気になって
少しでも早く帰ってあげないとと
内心弓弦自身も急いで帰ろうとバス停までの少しの距離を早歩きで進んでいった。
時計を見るとすでに15時を回る。バス停に着き時刻表を確認するとまだ30分以上目的地域のバスは来ない。
バス停のベンチに腰かけると携帯を取出し渡辺に電話を入れる。
きっとまだ会議室でみんなとスケジュールを調整しているはずだと思ったのだ。



  `turururururu tururururururu turururururu turururururu´

「はい渡辺です。」
「弓弦です、今大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよ(笑)どうかしたんですか?」
「あの、そろそろスケジュール詰まってきたのかなって。
 今あたしも`mask´に行ってきたところだったからさ。」
「そうだったんですか、オーナー何か言ってられましたか?」
「いや、何も。それよりも翔太君の退院まで付き添えと言われちゃった。」
「で、オーナー仕事のことは?」
「翔太君が退院するまで付き添えっては言われたよ?」
「では後ででもオーナーのところによって弓弦さんのスケジュールを決めておきますね。」
「お願いします、渡辺さんがきちんと決めてくれたらそれに合わせるよ。」
「わかりました。無理しない程度に詰めてきます。しばらくは`mask´の仕事の方が無理しないかと思うので
 こちらの方で無理なく調整をしておきますね。
 まぁ、まささんも目の前にいるしまさんとのライブ2件ありますから
 ほぼまささんと同じスケジュールになりますが(笑)」
「なんだかシュールな感じになりそうだけど、あの人単独のも多いからその時は自由だね(笑)」
「そうですね、とにかく無理しない程度に汲み上げますから安心しておいてください。
 それはそうと、弓弦さんは今どちらなんですか?」
「あたし?翔太君の病院に戻るのにバスでゆっくりと思って今銀座のKバス停にいるけど?」
「そうですか、お気をつけて。
 明日わたしはスケジュール決め終わってから連絡を入れて弓弦さんのいる場所に向かうことにします。
 たぶん病院でしょうけど(笑)」
「わかってるじゃん(笑)あ、バスが来た。んじゃまた明日よろしくお願いするね。」
「では、お疲れ様でした。気を付けて。」
「ありがとう。」


電話を切るとマナーモードにしてバッグに入れ停まったバスに乗り込んだ。
日比谷の地下鉄から乗れるようにバスで移動。久しぶりにバスに乗ったことで新鮮な街の様子を眺めながら
開いている席に座った。まだまだ、バスの中で発っている体力はないと自分でも感じたのか
乗り込んだ後前の方の席が空いているのが見えそこに移動、左側の空いている席に座った。
少しの時間窓から見える街の景色が車を運転したりバイクで通り過ぎたりしているときの景色と違い
歩く人たちの万桜が見えるそんな景色が眩しかった。
日比谷の町に来て公園前でバスを降りる。まだまだお昼過ぎの時間は人で混雑している日比谷公園。
夕方から誰かのライブが近くであるのだろう、結構な人数がたむろっている。
そんな人の波をかき分けるように進み地下鉄の駅へ降りて行った。

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