森尾月子

もりおつきこ

何気におばちゃんです。
今まで書いてきた書き物を残したくて登録しましたが
どうしたらよいかわからず、
別サイトより手直ししながらUPしています。
妄想ものです。夢物語です。

YUZURU 194

「よぉ。元気にしているか?」
「西村さん、いつも心配かけてすみません。それに弓弦さん借りっぱなしで(笑)」
「翔太・・・・お前、ご機嫌だな。どうだ具合は?」
「もちろん大丈夫です!すこぶる調子いいです。それより西村さん話進んでますか?」
「進んでますかってなにか話してたっけな?」
「またまた(笑)西村さん忘れてたんですか?ほら、この間のアルバムの。」
「あぁあぁ、翔太・・・・・お前覚えてたのか?あの話はお前の記憶が戻ってから進めようと
 山本社長とも川上社長とも話してたんだが……。」
「リーダーたちには話してなかったけどさ、俺のあの曲`acacia´をさ
 西村さんがカヴァーしたいんだって。リーダーが一緒に作り上げてくれたから
 先にリーダーには相談しなきゃいけなかったんだけど。」
「マジで?マジで西村さんが?」
「そうだよ?あの曲のように繊細で心地いいワルツは俺作れないからさ。でもよく覚えてたなぁ。」
「覚えてたんじゃなくって思い出したんだよな、翔太。」
「雄ちゃん(笑)そう突っ込みする?」
「それより弓弦さん足は大丈夫?リハビリは?」
「きちんとしているわよ?もう松葉つえは使っていないし。でも無理して走ったりはしてないけどね。」
「でもどれぐらいまで?俺ともうツーリングぐらいは行けますか?」
「バイクは大丈夫よ(笑)もう全然大丈夫、次の休みにでも行く?」
「次の休みはきっと弓弦さんのほうが大忙しなんでしょ?」
「そうかもしれないけど、ジャニスが来日してのバタバタは少しだけよ。
 まささんのライブが終わればゆっくりと出かける時間ぐらいできるよ。」
「おいっ!!俺はどうすんだよ!夫婦で出かけるほうが先だろう?違うのか?」
「たぶんに悠太君とのツーリングが約束は先だったと思うけど?」
「悠太!そのツーリング俺も誘ってくれるんだよな?」
「ん・・・・それ脅かされてます?(笑)」


そんな話をしながらも弓弦は翔太や達哉たちと話をしていた。
予定の話や、いろんな出来事を報告するかのようにお互いに。
そんな話をしているときにでも翔太は小さいことを次々と思いだし口にする
そんな一言一言にそれぞれが驚きを隠せなかった。
一つ一つ整理して聞いていけば翔太が今どんな状態なのかがわかるのだろう。
しかし狭い病室にけが人と仲間4人と弓弦と西村と。
18時前になり夕食が運ばれてくると声をかけられ達哉と雄一郎・賢一・悠太は
西村に連れられて`garnet´に向かった。
翔太はにやにやしながらも運んでもらった夕食を食べながら弓弦のほうを見ている。
弓弦も夕食をと考えていたのだけれど、今までこんなににぎやかな時間を過ごしていたのに
急に静かになるのは何となくかわいそうかなと思い
食堂で食べようと思っていた分を部屋まで運んでもらって
一緒にと自分の分を待っているのだ。
その間少しでもと思いPCをつけメールをチェックする。

いろんな人からのメールが来ているのだが渡辺からのメールと
月城からのメールは先に確認をと思い開いて読み始めた。
それを自分の分が来てあるのに弓弦のが来ていないからとまっているのだ。
箸もつけずに黙ってつけっぱなしのTVも見ずに弓弦のその指先を見ている。
メールを見ながら自分の手帳に予定を書き込み始めたがふと顔を上げると翔太が見ている。
じっと弓弦のほうを見つめていることに気が付いた。




「あ、ごめん(笑)」
「いいよ、だってまだ弓弦さんの分来てないじゃん。」
「先に食べてていいのに、大丈夫よ。」
「一緒に食べたいんだもん、待ってるよ。」
「ありがとう。」
「でもさ、弓弦さん結婚決まってから本当に男らしさがなくなったよね。」
「ん?」
「男装の麗人って感じだったのがさ。」
「翔太君は本当に老いも出だし始めたみたいね。」
「本当はきっと話をしていると次つに思い出してくるんだ。
 記憶の泉がわきあふれるってこういうことなんだってそう感じるぐらい。
 西村さんの顔を見たとき一瞬俺現実に戻ったんだってそう思った。」
「まささんの?」
「そう、西村さんが俺の曲をカヴァーするって話思い出したとき。
 すぐに口に出したけど・・・・・・・顔を見た途端にさそういえばって。」
「アレンジせずに翔太君の作ったイメージを壊さないようにカヴァーするって聞いたよ?
 いつだったかな。でも本当にそんな話が進んでるって思わなかったけど。」
「本当に俺は西村さんみたいなすごい人に
 俺の曲をカヴァーしてもらえるなんてすげぇうれしいって思った反面
 あの曲を作った時の自分の気持ちにも気づいたんだ。」
「曲を作った時の気持ちね・・・・・・。」
「俺さ、本当に弓弦さんが大好きでさ今も。だけど失恋したんだよな。
 思い出しちゃった、弓弦さんが入院しているときに病室に泊まったあの日の事。
 思い出しちゃった。俺失恋しちゃったんだって・・・・・。」
「でもあたし翔太君に伝えたよね?それは覚えている?」
「覚えてる。だから、俺はあの曲が作れたんだ。だからあの曲を褒められたとき弓弦さんに感謝した。
 そして西村さんのところに行っても弓弦さんはそのまま弓弦さんなんだってそう思うことにしたんだ。
 だって死に別れるんじゃない、そばにいることいとしい人として横にいることができないだけで
 離れてしまうわけじゃないんだって。」
「そうね、あたしだって翔太君だからお父様やお母様がお願いした通り
 翔太君の看病を断らなかったんだよ?
 あたしにとっても見た目が似ているそれ以上にどこかでつながっているかもしれない
 そんな意図を信じてそばにいてあげてるんだからね?」
「わかってる。だからカヴァーも喜んでるんだ。
 そうでないとあの曲は大切なメッセージだから他の人には歌わせたくないし(笑)」
「まささんだからなのね?」
「そう、西村さんだからなんだ。」
「出来上がり楽しみだね(笑)」
「ん、だけどその前に俺の退院でしょ?」
「そう(笑)退院ね。で、大泉にまっすぐ行ってもらうわ。
 あたしもまささんも一緒に止まるわけにはいかないけど、毎日顔を出せるし。」
「仕事じゃないときは一緒にいてくれるってことだよね?」
「もちろん。誠さんもいるし楽しいわよ?きっと。」
「ジャニス・レノが来日する前に月城さんからちょこっと何か教えてもらっとかないと。」
「そうね(笑)あそこには秋元もいるから通訳としては全然不自由しないけどね。」
「退院が待ち遠しいなぁ・・・・・くまちゃん明日は俺の予定持ってきてくれると助かるのになぁ。」
「今何時になったかな?」
「えっとね、今・・・・・20時前?かな?」
「もうちょっとしたら消灯だね、その前に電話してみようかな。」
「どこに?」
「あ、でも・・・・・どうしようかな(笑)」
「もうこの時間どこに電話してもどうしようもないでしょ?
 それよりも話しましょうよ。弓弦さんと話しているといろいろ思い出せそうな気がする。」
「そんなに急がなくてもいいじゃない?ゆっくりとさ。」

夕食を食べた後のんびりしている間にもみんな帰ってくるのかと思いきや
誰も病室へは帰ってくる気配すらしなかった。
弓弦と二人はなしをしている翔太としてはそれがうれしいのか顔がほころんで見える。
弓弦はそんな翔太の表情に気づきもせずにPCの画面をにらめっこしながらも
翔太の話に返事をしていた。

すると1通のメールに目が付いた。ジャニスからのメールだ。





`YUZURU´

C'est longtemps courrier après.
C'était inquiétant pendant quelques temps et a enquêté sur l'événement au Japon.
(久しぶりのメールだね。。少し気になって日本での出来事を調べたよ。)

Est-ce que l'ami de blessé YUZURU était entre-temps dans le studio.
(この間弓弦の友人はスタジオで怪我をしたんだね。)

Il a téléphoné à et a demandé à HANA.
Il a aussi entendu que YUZURU nourrissait l'ami.
(はなに電話して聞いたんだよ。弓弦がその友人の看病をしていることも聞いた。)

C'est sérieux (^^)
(大変だね(笑))

Probablement, il est aussi ensemble quand je porte là-bas?
(私がそちらに行ったときに彼もいっしょなのだろう?)

C'est plaisir de le rencontrer.
(彼に会うのが楽しみだよ。)

Oh, YUZURU.
Quand vous portez là-bas, s'il vous plaît présentez-lui m'exactement.
(あぁ、弓弦。そっちに行ったときにはきちんと彼に私の事を紹介してくれよ。)

C'est plaisir de rencontrer l'il semblable à YUZURU.
(弓弦に似たその彼に会うのが楽しみだ。)

Bien que je sois heureux quand la conversation est faite avec lui dans un peu de mon japonais et anglais
(私の少しの日本語と英語で彼と話ができるとうれしいけれど)

Est-ce qu'il pourrait parler japonais seulement?
Est-ce qu'AKIMOTO est ensemble?
(彼は日本語しか話せないのだろう?秋本は一緒なのだろうか?)

Depuis que HANA est et YUZURU est aussi, bien qu'il ne soit pas inquiété dans langue (^^)
(はなもいるし弓弦もいるから言葉には心配していないが)

Bientôt. Il peut se réunir encore.
Mon coeur a déjà volé à Japon dans lequel vous êtes présent.
(もうすぐだ。また会える。すでに僕の心は君たちがいる日本に飛んでいるよ。)

J'aimerais rencontrer immédiatement.
(早く会いたい。)


          Janis



そのメールを読んだ後黙って翔太を見つめている弓弦。
翔太はしばらく弓弦の動きを見てたいのだけれど携帯に電話がかかり窓際に移動して話をしていた。
電話の相手は翔太の父からのようだったが、
ひと時話をしている翔太を見ていた弓弦は再び自分のメールのほうを読み始めた。
電話が終わると自分のベッドには戻らず、もう一つ椅子を出してきたかと思いきや
弓弦の横に座り一緒に画面を射始めた翔太。
べつに読まれても嫌なメールの内容のものはないと弓弦は気にも留めなかったが
見られてもいいメールというものではなく翔太がのぞいたとき弓弦は何すにメールを返している最中だった。





Janis C'est longtemps.
Il peut vous rencontrer bientôt.
(Janis、お久しぶりです。もうすぐあなたに会える。)

C'est long dans venir cependant. Une soeur aînée et moi sommes plaisir même.


(どんなにそれが待ち遠しいことか。姉さんもあたしもすごく楽しみにしているんです。)

Janis est aussi connu. Je nourris ceux qui font le même travail de M.. Shota Hashimoto.
(Janisも知っている通り、あたしは橋本君という同じタレントさんの看病をしています。)

L'hôpital est laissé avant Janis visite le Japon.
(Janisが来日するまでには彼も退院するんですよ。)

Sa blessure n'était rien à parler de. ....cependant
Depuis que sa mémoire était ambiguë, l'hôpital n'était pas capable d'être parti facilement.
(彼の怪我は大したことはなかったのですが、記憶が曖昧でなかなか退院の許可が下りなかったんです)

C'était dans l'hôpital dans l'accident.L'accident s'est produit dans l'hôpital qui était dans l'hôpital, et il a été blessé plus loin maintenant
(事故で入院していたのに、さらにその病院での事故に巻き込まれさらにけがをしたんです。)

Cependant, j'ai été transporté à l'hôpital qui était avant dans l'hôpital et ai été traité.
(だけど、あたしが前に入院していた病院に移送され治療を受けました。)

Sous le traitement médical, il devient assez bon et laissera bientôt l'hôpital.
(彼はその治療でかなり良くなりもうすぐ退院。)

Après que laisser l'hôpital reçoive le traitement médical dans la maison de Harada.
(退院後は原田の家で療養するんです。)

Pendant que Janis visite le Japon et rester avec Harada, il restera aussi ensemble à la maison.
(Janisが来日して原田の家にいある間一緒に彼も滞在することとなります。)

À lui est plu avec rencontrer Janis du fond de son coeur.
(彼はJanisに会えることを心から楽しみにしているようですよ。)

Il qui je ressemble est vraiment semblable.
Je pense aussi que je suis semblable.
(彼とあたしは本当に似ている。自分でもそう思っていますほんとに。)

S'il avait été connecté quelque part dans avant de naître sûrement.
C'est semblable à l'ampleur qu'il pense si aussi par elle-même.
(きっと生まれる前からどこかでつながっていたんだと。自分でもそう思うぐらいにそっくりなんです。)

Il veut qu'il rencontre Janis. Comme le frère de mes jumeaux.
(そんな彼をJanisに紹介したい。私の双子の兄弟として。)

Probablement, c'est nouveau dans les d'autres qui sont semblables à là? Janis sera surpris sûrement.
(そこまで似ている他人なんて珍しいでしょう?きっとJanisはびっくりするわ。)

C'est plaisir de visite-à-Japon de Janis.J'aimerais vous rencontrer tôt.
(Janisの来日楽しみです。早くあなたに会いたい。)

Il attend le temps quand il peut se réunir bientôt, tout ensemble à plaisir.
(もうすぐ会える時を楽しみにみんなで待っています。)

Bonne nuit, Janis.Un bon rêve.
(Janis、おやすみなさい。そして良き夢を)


     YUURU。




「ねぇ、弓弦さん。」
「なに?」
「なんだか弓弦さんってどこの国の人?って感じだね(笑)」
「なんで?」
「だって生粋の日本人のはずなのになんでフランス語なんてそう簡単に打ち込めてるのさ。
 へんじゃん(笑)打ち込んでいるのは日本語でも英語でもなくフランス語だよ?」
「だから、きっかけがあってそれに夢中になって必要に迫られて覚えていくんだって。
 翔太君も少しはフランス語になれておかないとJanisに話しかけられて困るよ?」

コメント

ログインするとコメントが投稿できます

まだコメントがありません