森尾月子

もりおつきこ

何気におばちゃんです。
今まで書いてきた書き物を残したくて登録しましたが
どうしたらよいかわからず、
別サイトより手直ししながらUPしています。
妄想ものです。夢物語です。

YUZURU 199

1台目に秋元と達哉と悠太と。2台目に雄一郎と賢一と翔太が。
車の中では、おとなしくしている面々。達哉がぽつんとつぶやいた。
「秋本さん。」
「なんでしょう?」
「悠太がいるけど俺には何も話してくれないんでしょうか?」
「そうですね、翔太さんはあちらの車ですし達哉さんと青井さんなら大丈夫ですね(笑)」
「で、もしかしなくても翔太の退院祝いなんでしょ?」
「そうですね、誠ささんが仕事に行って 
 しばらくしてだと思うのですが`mask´から電話が入りまして・・・・・・・。」
「あ、それってやっぱり翔太のお祝いってことなんでしょ?」
「そうですね(笑)なので、行先は`mask'です」
「やっぱりかぁ。そうでないとおかしいもんな。」
「誠様が出勤ししオーナーに一応翔太さんが退院してきましたって伝えたところ、
 お祝いをと言われたのだがと私に電話がありまして、それで・・・・。」
「そりゃ`mask'の人たちだって翔太のこと心配してたんだろうし、
 誠さんだって嬉しい気分で出勤したら誰だって気づくんじゃない?」
「そうだよね。みんな待ってるんだろうなぁ。
 あんなにみんなで俺にいろんな翔太を教えてくれた。仲間っていいなぁ・・・・。」
「俺らだって仲間じゃん。一番の5人組。5人そろってないと俺らはダメなんだぞ?」
「そうだ、リーダー(笑)」
「さ、もうすぐつきますよ。あとは楽しんできてください。」




「なぁ、運転手さん。」
「なんでしょう?」
「やっぱ、お祝いだよね?」
「・・・・・・・わたくしからは何とも(笑)」
「でもお祝いでしょ?」
「(笑)」
「いいよ、黙っててもバレバレじゃん。」
「そうですね、今日のお昼といい橋本様の退院は皆さん嬉しい事ですから。」
「やっぱお祝いじゃん(笑)」
「誠さんから電話が入り秋元様に代わり私どもには安全にと言われただけですから(笑)」
「もうわかってることだもん目隠しとってもいいでしょ?」
「そうですね、いいんではないでしょうか?
 前を行く秋元様たちの車でもきっと目隠しは外されている様子。
 大丈夫でしょう(笑)ほら、元原様も目隠しを外してこっちを見ておられますよ。」
「んじゃいいよね。」
「翔太お前ちゃんと喜べよ?でも泣くんじゃないぞ(笑)」
「わかってるって。でもなんだかうれしい。うれしすぎるよ。」
「それでも、泣いたらダメだぞ」
「さぁ、おしゃべりはそこまで。皆様到着です、ご機嫌には目を外さない程度にですよ?」
「わかってますって主役は翔太だもんな」
「橋本様は帰宅するときは秋本様と誠様とご一緒に。
 もし別に帰ってこられる際には秋本様に連絡する先を教えていただいていてください。」
「わかりました。行ってきます、そしてえっと・・・・・運転手さんの名前は?」
「わたくしですか?わたくしは石田と申します。」
「んじゃ石田さん、行ってきます。」
「えぇ、行ってらっしゃいませ。」

2台の車は`mask´の前に到着すると秋本と一緒に5人が下りた。
秋本にさぁ笑顔で行きますよと声をかけられると4人で翔太を担ぎ上げた。

「ようこそ!お帰り!翔太!」
「お帰り!」

と、ドアが開いた瞬間仲間たちに迎えられは翔太は嬉しさのあまりに大粒の涙をこぼしてしまった。
弓弦のカウンターの前にオーナーと誠、弓弦、貴志、俊哉と大きく弧を描くように並んで迎えてくれた。
その前まで行くと4人は翔太をおろし、前に立たせた。



「マスター・・・・・いえ、父さん、・・・・・・ただ今・・・ただいま戻りました。」
「お帰り、よく帰ってきたな。待ってたよ。みんなお前の事を首を長くして待っていたよ。」
「翔太、おめでとう!俺らからもお祝いだ。」
「秋山さん!どうして?」
「弓弦さんから連絡受けたし(笑)」
「秋山さん!ありがとうございます!俺ガンガン頑張ります!」
「そら!お祝いの胴上げだー!みんなかかれ!」

そう掛け声がかかると貴志たちが翔太を抱え上げおめでとうと胴上げされる。
もちろん達哉や悠太たちも混じり一緒に。秋山もみんな。
そして盛大に退院祝いが始まった。

「まず翔太!こっちへ。」
「はい。」
「これはみんなからだ。ベースのチーズケーキは弓弦お手製だ(笑)毒味してないから、保証はしないが。
 で、それに落書きしてあるのはみんなで書いた。ちゃんと読んでから切り分けろ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「一言。・・・・・・・・・・・・・・・・・・泣くなよ?翔太。」
「・・・・・・・泣いてないっす。」





「おーい!翔太が感動のあまり泣き始めぞっ!」

「まぢかっ!翔太!そのまま動くなよ!」

いつもの静かなお店と違いてんやわんやのにぎやかな時間が流れる。

「オーナー、ありがとう。俺なんかのために本当にありがとう。」
「早く戻ってこい、みんな待ってる。」
「あの・・・・俺・・・・ 。」
「戻ってこないと今までの努力が無駄になるぞ?」




するとカウンターの前に立っていた翔太は声を張り上げた。



「皆さん、聞いてください!」


そう声を張り上げているのだ。店内にいたそれぞれが翔太のほうを振り向いた。



「今日はこんなに楽しくうれしいお祝いをしてくれて本当にありがとうございます。
 
 マスター。
 アイドルとしてではなく俺もちゃんと極めます。だからこれからもご指導よろしくお願いします。

 誠さん、そして弓弦さん。
 本当にお世話になります。
 俺、本当の兄さん・本当の双子の片割れとして体当たりで行きます。

 貴志先輩、そして峻先輩。
 ありがとうございます、これからもビシバシと鍛えてください。

 葵生、樹そしてみんな。
 遅れた分取り戻すから。頑張って追いつくから。

 そして山本社長。
 こんな俺ですけど、ちゃんと仕事もここも両立する範囲で頑張るつもりです。
 どっちかがおざなりになることがないよう努力します。
 なので俺をちゃんと見ててください。
 
 熊ちゃんも今日はこれに駆り出されちゃったんだね。
 でも熊ちゃん。
 これも俺のフィールド。だから何か相談するときはマスターに話をしたほうが話進むよ。
 弓弦さんのところもそうだもんね。でもここでの俺も俺だから。

 リーダー。そしてみんな。
 もう俺大丈夫だよ。全然大丈夫。悠太も元気なように俺も全然大丈夫だから。
 記憶がなくって変な別人になってた事故後だけど
 2度目の事故でうっすらと思いだせなかったすべてが今はちゃんとはっきりしている。
 今までの俺らの歴史も全部思い出せているから。
 待たせて本当にごめんな。でも、後は復帰までまっしぐらに突っ走っていくから。

 秋山さん、そして先輩たち。
 俺のために来てくれてありがとうございます。
 これからもいろんなことで心配かけるかもしれないけど
 こんな俺だからいつものように笑い飛ばしてください。俺もう大丈夫です。

 そして西村さん。
 人生かけてこれからお世話になります。
 前に事言ったすべてこれからそれに向かって走り出すのでちゃんと受け止めてください。
 無茶苦茶なこと言うかもしれないけどよろしくお願いします。
 一つ一つ順を踏んでいくので手伝ってください。



 おやじ、かあちゃん、そして百合。
 俺、もう全然大丈夫。体調もすごくいいし記憶も。
 しっかりと大丈夫になったら帰ってくっから、もうちょっとだけ待ってて。
 俺すっげーわがまま言いだすかもしれねぇけど、笑って許して(笑)
 
 心配かけて本当にごめん。
 面倒かけっぱなしで本当にごめん。
 これからも精一杯みんなに迷惑かけるだろうけどちゃんと間違ってたら怒って。
 それでないと俺壊れるから。こんな俺ですが、これからも・・・・





 これからもよろしく頼まれてください!」






突然大きな声で店内のみんなに向かって自分のありったけを伝えたくて話をしたが
言葉が見つからなくありきたりに終わってしまったと不機嫌な顔をした翔太だか
周りのみんなは翔太に絡み始めた。嬉しいのだ。
嬉しくて嬉しくって仕方がなくって、半べそになってる翔太をからかいながらもそれが翔太だと
いつもの翔太になって帰ってきたんだとそれでいいんだと騒ぎつづけた。

カウンターではみんなの呑むものを作るので忙しく誠も弓弦も話の輪に交じる時間はなかった。
一時間ぐらいしたころだろうか寛司と月城が現れた。
まっすぐにオーナーのところに行き挨拶をしたかと思うとオーナーが店内に声を張り上げる。


「ただ今落合さんと月城さんが到着されました。
 翔太!お前のために1曲やるそうだぞ!その真ん中の椅子にこっち向いて座れ。」


そういうと月城はカウンターから弓弦を引っ張り出し譜面を見せる。
すると弓弦も‘あぁあれw´という顔をして笑った。
寛司が弓弦を横に置くと西村に`すまん(笑)´という顔を
すると西村は何?という顔をしたが、すぐに何をするかが分かった。





寛司が声を出すとそれに月城と弓弦が乗っかって声を出す。
一瞬静かになったと思ったら、西村がにやりと笑った。あ、あれれ合わせたんだと。



     acaciaの花の下で
     待ち合わせしよう
     きっとぼく達だけのはずだから

     acaciaの花の下で
     待ち合わせしよう
     きっと誰も来ないから

     acaciaの花の下は
     安らぎの甘い香りに包まれて
     あなたと二人、夢の中

     acaciaの花の下は
     幸せな時間だけがそこにあって
     あなたと二人、夢の中

     この花の下で
     時間を共にするなら
     あなたしか
     ぼくには、考えられない・・・・
     今のぼくには


     
     いつもと変わらない時間
     そのままのリアル
     そっと過ぎていくその景色の中

     足早に歩いていく
     その視線の先
     何を追いかけているのか

     進んでいくその先に
     君の生き生きとした笑顔があって
     そのだけの時間を生きる

     そこにいるのもお前だし
     今まいたのもお前だし
     全てを一生懸命に生きていて
     これからもずっと変わらずに

     どんなことがあっても
     全てがお前なんだから
     これからずっと
     そのままの自分を大切に
     一緒に進もう





「翔太、退院おめでとう。はなさんと一緒に考えて曲はお前のを使った。
 みんなが言いそうなこと思っているだろうということを言葉集めて歌ったつもりだ。
 はなさん、一緒に歌ってくれてありがとう。
 弓弦さん、譜面見ただけであれだけ歌えりゃ最高さ、ありがとうな。
 翔太、さぁお前の人生が始まったんだ。男なんだからわがままに突っ走れ!」
「落合さんありがとうございます。
 俺なんだか生きていることに感謝して突っ走らなきゃダメなんだよね。」
「あぁ、頑張れ何事にも体当たりだぜ(笑)」
「なんだか俺生きてて本当に良かった、死ななくて本当に良かった。
 みんなの思いを不幸のどん底に落とすところだったんだ。
 みんなごめんな、俺本当にもう大丈夫。俺明日から出勤する。オーナー、頑張る。」
「おぅ(笑)」
「熊ちゃん!」
「なんですか?無理言わないでくださいよ?」
「俺休養3ヶ月全力で頑張る。社長、3ヶ月頑張ります。
 気持ちをここで整えて、そして体を整えてばっちりな姿でみんなの前に出たい。
 いいでしょう?」
「予定通り3ヶ月だな(笑)」
「3ヶ月。ここで記憶の体操をして心を鍛えてきます。
 それと同時に弓弦さんと体の管理を、西村さんに音楽のリハビリを手伝ってもらいます。」
「それでいいのか?熊、一緒に頑張れるか?」
「社長(笑)翔太君のびっくりなわがままは今に始まったことではないですから大丈夫ですよ。」
「そっか、それでいいのであればいいが・・・・・翔太、無理すんなよ?」
「はい!ありがとうございます!」

歌う終わると弓弦はカウンターへ寛司と月城はその騒がしいかあまりの中に巻き込まれていった。
そんなに多くない顔見知りだけのお祝い。もちろん山本社長を筆頭に会社の人間もいる。
仕事が休みだった秋山たちもいるし仕事が終わってから来た人もいた。
そんな顔見知りばかりがごった返す店内でも翔太は丁寧にあいさつをして回って
一言二言でも話をしているとあっという間に時間が過ぎていく。

先に弓弦が控室に消えた。事務所から薫さんが来られましたと言われ、
誠に行ってくるといい着替えに行ったのだ。
しばらくすると薫があとは着替えだけだからと顔をのぞかせた。
弓弦と話しながらだったためのどが渇いてしょうがなかったらしい。
そしてまた薫と一緒に誠と貴志と真志そして俊哉がカウンターから消えた。
準備をしに控室へ行ったのだ。
ほかの仲間で店内バタバタしながらもつないで5人の登場を待っている。



  It's showtime!


そんな言葉が店内のどこからか聞こえてきた。
すると少し広く場所を取っていた場所に5人。
そう去年5人そろって切るはずだった衣装をまといライトの中心に。


こんばんわ。今日のために5人で一つ一つ思い出しながら息を合わせてきました。
もともとあの事件の朝までに5人ばっちりと合わせたこの2曲。
あんなunionMartinのみなさんやM’companyの皆さんに指導をしてもらったこの2曲を
今年のチャリティーコンサートのときにまた披露したいと話をしてたんですが
その前にここで。あの時の予定のままの衣装で。



まずは  love is・・・・


  それはきっと思えば思うほど 遠ければ遠いほど
  手に触れてみたくて そのかにも匂いを感じたくて
  だけど僕は君を泣かせてしまった。
  あの時の君に僕はどうしてあげたらよかったのか
  今でもそれを悔やまれる。

  君の笑顔にこたえられるよう 僕はいつも君を思ってたよ
  君の気持ちに笑いあえるよう 僕はいつも君が好きだった

  yes so yes my honey 一緒にいる時間はいつも
  君と僕のときの流れはいつも一緒で
  non non so myhonny 離れてしまうと不安が募る
  君と僕をつなぐものが何かわからない
  だから聞かせて君の全てを聞きたいんだお願い
  素直に君しかいないんだから

  たとえば君と僕の間ほど 思いを募らせるほど 
  呆れるほどに 君のことしか考えられなくなってて
  それなのに僕は君を泣かせてしまった
  君の心をもっと自分のものにしたくて  ごめん・・・。
  離れた君を今でも。

  君の笑顔にこたえられるよう 僕はいつも君を思ってたよ
  君の気持ちに笑いあえるよう 僕はいつも君が好きだった

  yes so yes my honey 一緒にいる時間はいつも
  君と僕のときの流れはいつも一緒で
  non non so myhonny 離れてしまうと不安が募る
  君と僕をつなぐものが何かわからない
  だから聞かせて君の全てを聞きたいんだお願い
  素直に君しかいないんだから

  今も一人で僕を待っていてくれていると信じ
  僕はここまでひとり頑張ってきたよ。
  今も一人僕を待って窓辺にたたずんでいると聞き
  僕は厚かましく君に会いに来たよ。
  今の僕の心を聞いてほしいんだ。
  素直に ただ素直に君に伝えたい。

  yes so yes myhonny 素直に今も愛しているよ
  これから先の時間を君と共に過ごしたい
  non non so myhonny これからずっと一緒に過ごそう
  君と僕をつなぐ何かはきっとあるから
  それが何かを知りたくて君と一緒に話したい
  大好きなのは君だけなんだから



弓弦が誠たちにおくれずにしっかりと踊り終え正面を向いている。


「久しぶりに見たな」
「あぁ、これを見たときに俺さ弓弦さんにピンとくるもんがあったんだよな。」
「すげぇよな、退院からこんな短時間でここまで来たんだってすげぇよな」
「なぁ、次に行くみたいだぞ?」
「何翔太たちつったってんだ!お前らも横に行けよ。翔太!思い出すから横に行けっ!」

そう言われて5人それぞれの横に行った。
誠たちも喜んでそこに引き入れ次の曲に入ろうとした。


  このlove is・・・・は5人すげぇ練習したんだ。
  なぁ、弓弦。お前が一番悔しい思いしたんだろうけどその思いはみんな同じでさ
  ちょくちょく練習はしてたんだ。次どこかでお披露目すっぞって思ってさ。
  でもこんなに早くにとは思わなかったぜ。なぁ、貴志。

  そうだな。早くとも5人そろって次のチャリティーでってそう思ってたから
  きちんと完璧にってちょっとづつ合わせてたんだけど
  弓弦さんの退院した後出勤してくるようになって俺らと一緒に動けるようになった
  そんな時間の流れの中で勘を取り戻して弓弦さんまでぴたりと。
  俊哉が足引っ張るかって冷や汗だったけどな(笑)

  貴志先輩意地悪だなぁ(笑)きちんとできてたっしょ?

  でもほんと、あたしこんなに動けるとは思わなかった。
  次のは翔太君覚えてる?あたしと翔太君は聞き足が違うから
  圭一郎にアレンジしてもらった振付なんだよね。

  さ、次の the monster みんなで頑張った証の the monsterだ。



そういうと曲が流れ始めた。


  今宵も皆様お揃いで 世にも恐ろしい時間の始まりへようこそ
  夜の夜中の誰も知らないdanceparty 月明かりだけが頼り

  だけど私はあなたを呼んだ。
  あなたが私をこの世に呼び出した。
  この世の面白さを教えてくれたあなたに
  私のこの世界の幸せを知ってほしくて招待したんだ。

  満月の夜に雲は凍てつき 命あるもの息をひそめる
  奥底より響き渡るその声が 全てを震え上がらせる
  だけどそれは私たち世界のpartyの始まり
  歌えや踊れの今宵の闇の世界 永遠の祝賀の始まりなんだ

  one two three・・・・準備はできたか 
  one two three・・・・次元を乗り越えあなたに捧げる
  私たちの命をささげてもこの世は終わらない。
  私たちがいつか消えても あなたの世界は終わらない。
  朝日を浴びれば終わるこの祝宴のmelody
  朝が来たらあなたは元の世界に連れ戻る。

  今宵は皆様ありがとう 世にも恐ろしい時間はそろそろ終わる
  夜の夜中の誰も知らないdanceparty 月明かりがもう消える

  だから私はあなたを呼んだんだ。
  あなたが教えてくれたあなたの世界。
  この世の面白さを冥途の土産にできること
  私たちが消え去る前に楽しんでもらえてうれしかったよ。

  満月は西の空へ傾き 命あるもの東の空を見つめる。
  凍てつく空気を引き裂くような 暖かな一本の光
  だけどそれはあなたたちの世界の始まり
  あなたたちの時間が始まろうと それがこの地上の本当の姿

  one two three・・・・準備はできたか
  one two three・・・・次元を乗り越えあなたに捧げる
  私たちの命をささげてもこの世は終わらない。
  私たちがいつか消えても あなたの世界は終わらない。
  朝日を浴びれば終わるこの祝宴のmelody
  朝が来たらあなたは元の世界に連れ戻る。

  one two three・・・・いつかは終わる
  one two three・・・・次元を乗り越えあなたに捧げる
  私たちの命をささげてもあなたは終わらない。
  私たちがいつか消えても あなたの世界は終わらない。
  朝日を浴びれば終わるこの祝宴のmelody
  朝が来たらあなたは元の世界に連れ戻る。

  私がどんなふうに消えても愛した心はここへ残そう。
  いつかあなたがこの愛する心に気づいてくれるかもと思うから・・・・・。


息を切らしながら誠たちがひざに手をつき、聞いてくれてありがとうと言った。
横でMartin5人が踊っていたがそっくりそのままコピーだったのを周りはすごいと褒め
またそこから店内は大騒ぎ。そんな中翔太が話し始めた。

「弓弦さんすごいよ。まったくの俺のコピーじゃん。」
「そうでもないよ(笑)退院してから少しづつみんなに追いつかなきゃって思って
 一生懸命にやってたんだけど、自分でもここまでみんなの邪魔せずに踊れるなんて
 思ってもみなかったよ。恥ずかしいもの翔太君には見せらんないしね。」
「いやいや。そのまま俺追いつかれちゃうこと思うと俺も頑張らないとね(笑)」

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