愚図

反応する


香水の香りなんかよりも体臭、という意見だけは一致して、取り繕って大人ぶってはいるもののほんの少し触りたがったつもりがついセックスになってしまった。
車の中は狭くて固くて、でもいつもより少し興奮している君の射精するときの顔が良く見えた。
きちんと避妊具なんか用意していることに笑ってしまうけれど、少なからずセックスがしたいと思われているだけで良しとしよう。
抱き合うようになってからひと月半、遠慮のなくなってきた君のキスの仕方は、好みに変わってきた。
楽しいだけでいられたら、と思うのも束の間私は一々悲しがったり苦しがったりしてしまうけれど、強請ればしてくれるおやすみのキスが今の私の全てだ。


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