完結おめでとうございます。映画化してもいいくらいの迫力でした。しっかりと繋がった物語と、散らばった付箋の回収の仕方、なんといっても瑠華子さんの圧倒的な文才力。

久しぶりに小説で声を上げながら涙しました。天才以外の言葉が思いつきません。この小説を読み終わった後も余韻が凄いです。

決してハッピーな結末ではなかったですが、それでも憂里は最期、律香の為に血を流せた事に幸せを感じ、律香を守れた事を誇りに思いながら死んでいったんだと。

律香の腕の中で息途絶えた憂里の表情を思い浮かべると涙が止まりません。

私のめちゃくちゃな文章では言い表せないくらい圧巻な小説です。
ありがとうございました。また読み返します。
悲しくもあり、綺麗で素敵な作品でした。