読んでいて辛いです。
正直これまで殺人事件の加害者の家族のことを深く考える機会がなかったのですが、この小説を読んでインターネットでそれについて調べました。被害者の家族はもちろん辛い。でも加害者の家族にも影響は出ていて、婚約が白紙になったり、進学や就職を諦めないといけなかったり、引っ越しを余儀なくされたり、という現実があることを知りました。

日本はまだ加害者家族を支援する環境が他国に比べると整っていない現状、周りの人が許さないまたは支援することに対して後ろめたさを感じるなど、いろいろと問題があることも知りました。

調べてみよう、知りたい、というきっかけになっただけでもこの小説は私にとって特別になりました。ただの恋愛小説じゃない、本当に日本で起こっている理不尽な状況があってそれがどういう風に人々の人生や普段の生活に影響しているのかを考えさせられるよい機会を与えてくださりありがとうございます。

引き続き更新を楽しみに待っています。