俺の言うとおりにしてください、お嬢様。

作者理人

1ヶ月もしないうちに執事が自ら去ってしまうほどの問題児が、日本一のお嬢様学校に存在した。
姉の代わりに通っているだけのエマの前に、ある日とんでもなくエリートな執事が現れる。

どうにも彼が、今日からわたしの専属執事らしいのだけど───。

たまに聞こえる敬語の取れた低い声、乱暴な口調、執事なのに一…





そこは花嫁を育てる全寮制のお嬢様学校。


1人1人に専属される執事、

上品でおしとやかな女子生徒たち。



そんな場所に、

破壊神と呼ばれた問題児なお嬢様が1人。




『本日よりエマお嬢様の執事と

なりました。ハヤセ、と申します』




彼は物好きすぎるエリート執事。




*





いつまで…?

あなたも1ヶ月でやめちゃうの?



『いえ、エマお嬢様が望んでくださる限りずっとです』



ずっと……って、

わたしがおばあちゃんになっても…?



『…はい』




ずっと昔に渡した幸福が、帰ってきた。





俺の言うとおりにしてください、お嬢様。



あのね、

四つ葉のクローバーはしあわせになれるの!


…僕に…くれるの…?


うんっ!

だからもう泣いちゃだめ!


───…ありがとう




*





こんなわたし(俺)を扱えるのは、

ハヤセ(エマお嬢様)だけ。