とある冬の日。見廻組の隊士である18歳の若き青年は、日が落ちた夜の橋の下、不気味な少女に出会う。自分のことを「おれ」と言い、刀を向けられても怯えるどころか笑って近づく少女。名すらなかった少女には大きな秘密があった。それは、70年間、将軍家である徳川家の地下牢に閉じ込められていたこと───…もっと見る
わたしは、
徳川幕府に存在を消された子。
『笑え、朱花』
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※作品はいずれもフィクションです。
実在の人物、団体等とは一切関係ありません。