作品コメント
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- アトム
緩やかな時の中で。
人類滅亡というファンタジーのような空気感の中、『僕』と一緒に謎を追いかけながら読み進める感覚は新鮮で、色々な可能性を頭に巡らせていました。
世界が終わるという冷たい印象も、アキラとトオルの想いに読後はじんわりと暖かな気持ちが広がりました。
この二人以外にも、様々なドラマがあったことを考えるとますます切ないです。
体も想いも残らない世界には、一体どれぐらいの価値があるのでしょうか。
私なら、誰を思って一緒に消えたいだろうか。
まだ答えは出ないですが、それを考える時間は無駄ではないと思います。
素敵な作品をありがとうございました* - 霜月あき
世界が終わる時
レビュー失礼します。
僕は、世界が滅びる時ある女の人に会う。彼女は自らを“アキラ”と名乗り、記憶喪失で名前のわからない僕に“トオル”と名付ける。
そうして二人の最後の時間は始まった。
雰囲気が好きです!!
とても透明感に溢れている作品だな、と感じました。
切ないはずなのに、どこか温かいラストは胸を締め付けられるようでした。
名前の問題も途中でわかってしまいましたが、あまり携帯小説では見かけない設定で好きです。
ただ、私の読解力のなさのせいだとは思いますが…
時々、突然視点が変わるので流れが掴めず、何度か読み直すはめになりました。
素敵な作品をありがとうございました(´ψψ`) - 紫水 琉璃
優しく切なく
人類最後の日に出会った2人の物語――。
設定がファンタジーのようで、独特の世界観です。
登場人物が少なく、短編のよさというか、会話のわかりやすさがあります。比喩も表現がいいな、と思いました。
主観的な、あくまで個人的な意見ですが、改行による余白が少し多すぎるように思います。
空気感というか、物語の設定はとても魅力的です。
もっと内容を濃くできると感じたので、この評価です。
読み終わったあとに表紙をみたら、写真が小説の中の場面とすごくマッチしていて、綺麗だなと思いました。
切なさだけではなく、優しさも残る作品だと思います。 - 芹那
綺麗なお話
綺麗でした!
33ページという短編なのに、お話がしっかりしてました
遠い未来の世界、
地球が終わってしまう。
そんなときにもう一度、
大切な人に会えてよかったと思いました!
これからもがんばってください♪ - 涼音
好きです。
作品が醸し出す綺麗で繊細な世界観がとても好きです。人類滅亡までのカウントダウンという、近未来の架空の世界ですが、なんの違和感もなく、すっと読むことができました。
記憶を失った主人公トオルとアキラの会話がとても心地よかったです。
思い出せそうで思い出せないトオルのもどかしさは、読んでいてとても苦しかったです。
すべてを思い出したけれど、そのときはもうアキラは消えてしまっていて、本当に切なかったです。
けれど、トオルもアキラも『泣かない』。それがすごく心に響きました。
私も世界が終わるとき、泣かないでいられるでしょうか。読み終わったあと、しばらく考えてしまいました。
構成も上手く、描写がとても丁寧で、ぜひ映像で見てみたいと思いました。 - 樹
綺麗
綺麗な物語でした。
晶と透。
どちらも透き通るような綺麗な名前ですよね。
思い出せそうなのに思い出せない。
トオルのもどかしい苦しみがすごく伝わってきました。
私も世界が終わってもー…なんて思えたらいいな、と思いました。 - 梓
涙~。
よかったです!!
ほんっとに感動しました~(;_;)
途中から涙、涙でしたよw
応援してます♪
頑張ってください(*^^*)☆★ - ラリマー
カウントダウン
切ないカウントダウンに反比例するように取り戻されていく主人公の記憶が読み手の涙を誘うストーリー。
短篇ながら世界観が確立されているので、読みやすいです。
語り口調で何時の間にやら感情移入してしまわせる作者様に巧みさを感じます。
3,2,1,0後の静かな世界で想念の呟きが胸中に響きました☆ - ゆず
不思議な世界へ……
読んでいくうちに
カラダが浮いているような…
そんな感覚になっていきます。
不思議な不思議な…
でもどこか暖かいお話です。
そしてどこか切ない。
お互いの名前を呼び合っていたり…
記憶をなくしながらも
どこか断片的に覚えていたり。
そんな二人の最後のやりとりが本当に切なく心に響きました。
3、2、1、0
とても寂しいカウントダウン。
出来ることなら幸せな未来をと願ってしまいますが…
この不思議な世界観を0で終わらせるのもこの物語の魅力かもしれません。
色々と想像が膨らむ
お話でした。
素敵なお話をありがとうございました。 - 白砂 奈都
プロでもありませんが
私は、プロの評論家でもなんでもありませんが…レビューを残します。
【この世界が終っても。】
読み始めた時、単純におもしろいと思いました。
断片的な記憶と、彼女。
ミステリアスな中に、優しさともろさがあって、今までにない感動を味わえました。
短編集だからこその、彼等の過去と未来が楽しめました。
この作品に出会わせてくれてありがとうございます。